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「よっ！今日も丁度いい顔のデカさ」
深「…は？」
「えっ、と、丁度いい化け物感？」
深「ふざけてんのか」
頭にチョップが飛んできて、いてっと抑えても知らん顔して歩いていくふっか。
・・・おかしいな、ふっかってイジられるのおいしいって思うタイプなのに。
ひーくんに言われてからずっと考えた。
私って…ふっかとどうやって接してたっけ？って。
冷たくされてるのに簡単に好意だけを口にしてた。
私達最後に笑い合ったのっていつだったっけ？って。
ふっかが他の人より特別なのは確かで、
ふっかの事を尊敬してるのも"好き"って感情を持ってるのも間違ってない。
・・・だけど、それが恋愛なのかと聞かれたら
はっきりと答えが見つけられない。
岩「…何してんの、A」
「ひーくん….ちょっと今感情迷子」
岩「…意味わかんねぇんだけど」
「自分の気持ちはっきりさせようと思って、」
それでも思ったんだ。
私の中途半端な言動がふっかを苦しめてるのなら、
それはとても悲しいなって。
だから自分の気持ちを見つけるために、
せめてふっかと前みたいに笑い合いたい。
康「…ｺｿ…今日のA変やない？」
ラ「うん、ちょっと気持ち悪い」
「おい、聞こえてるぞ」
周りになんて言われようと、
私はふっかと仲直りがしたいから。
岩「…ちょっと違えんだよな」
「え？」
岩「いや、まぁがんばれ」
「他人事かい」
ひーくんは柔らかく笑いながら私の頭を撫でて、
ふっかの方へと歩いて行った。
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作者名：えんちゃん | 作成日時：2020年10月26日 0時
