SnowManに迫られてマス！ (ページ7)

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________iwamoto side

しゅん、と肩を落として泣きそうになってるAは相変わらずわかりやすい。

俺が彼女と初めてきちんと話したのは2012年。
前任グループが事実上の解散を迎え、
新たにSnowManが結成された時。

最初の印象はふっかの後ろにいつもくっついてるやつ…かな？

2人は兄妹みたいで、親友みたいで、
それでもって恋人みたいで。
誰が見ても"両思いだ"なんて言われてた。

たぶん・・・ふっかは本気だった。

言葉はなくとも伝わるくらい、
Aの事を大事に思ってた。

"ふはっ、…俺もう無理かも"

目に涙を溜めながら、それでも笑うふっかの顔は今だってはっきりと思い出せる。
その日からだよ、ふっかがAに冷たくなったのは。

何があったのかなんて知らないし、
Aのこと本気でいいなって思ってる奴が沢山いるのだって知ってる。

Aがふっかに"好き"とか"結婚"とかそんな話題を振るたびに、一瞬ふっかが苦しそうな顔をするのだって気づいてる。

岩「…Aは、本当は誰が好きなの？」

「…私は、」

気づけば俺らももう25を超えて、
あんなに小さかったAも25歳になった。

岩「…頼むから、本気じゃないならふっかを苦しめんな」

「ひーくん、」

大人になったAが本当の気持ちに気づいた時、
その思う相手はふっかがいいな、なんて。
そう思うのは俺のわがままなのかもしれないけど。