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「何?出来ない?」

「で、できるし…」



少し躊躇ったあとにすたすたとこっちに歩いてくる
顔を耳に寄せて


「ベク、好きだよ」

「ばーか、」


ひたすらにこっちを見ようとしてくるから顔を隠しながらデコを指で押すと小さい子供のように歯向かってくる


「やめろって笑」

「あ、やっと顔見せてくれた!」



そうはしゃぐAにそっーと唇を重ねる



「…今、世界の誰よりも幸せなのはわたしじゃない?」


なんて、可愛い事言ってくるもんだから


「夜、覚悟しとけよ?」


冗談を囁くと顔を真っ赤にしてベクのパボ!なんて肩を殴ってくる。けど全然痛くない笑



「痛っ、!!」
「え、嘘ごめんね?」

「うそーー!すぐ騙される笑」
「もう嫌い!」



逃げようとするから後ろから抱きしめると

「やっぱ好き」


なんてほろっと呟くから聞こえてるしって思いながらも


「知ってる」



また知ったかぶる



後ろからでも耳が赤くなってるのがわかる

「や、バレてた、?」

「もちろん。でも、俺の方が好き」



振り向いてきた唇にまた自分の唇を重ねる


「愛してる」

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作者名:な子 | 作成日時:2019年4月21日 14時

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