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老人が驚いた様に片眉を上げて、その相好が崩れる。


「こりゃあ驚いた、まさか自身を天女でないと言うとは!
 こんな事は初めてじゃ。な、ヘムヘム?」

「ヘム!」


あの生物は犬じゃないかもしれない。
ヘム……ヘムって鳴く犬なのか?


A「あの、宜しいでしょうか」


「ん?なんじゃ」


A「まずお名前をお伺いしたいのですが」




「おぉ、そうじゃった。
 わしは大川平次渦正。その昔は全国に名を轟かせる超一流忍者で、今は忍術学園の学園長をしておる。

 して、お主は誰じゃ?」




A「A、14歳です。姓はありません。
  平凡な中学生で、今は学校に通っています」

通っていました、とすべきか迷ったが。




大川「なるほど。それでA殿、天女でないとはどう言うことか説明してくれるか」


A「天女どうこうよりも、僕はトラッ……崖から落ちたと思って、気が付けば森の中にいたんです。
  ここは知らない所だし貴方達の事も知りません。
 
  それにさっき会った子が『天女は女人だ』って言っていて。僕は男だから違うと思います」


この人達にトラックって言っても通じなさそうだし、崖からの転落に言い換えた。




大川「確かにそこだけ聞けば天女ではないやも知れぬ。
  だが貴方がわしらにとって何者であるか分からない以上…ただで放って置くわけにはいかんのぉ」


A「それに関しては僕をこの忍術学園から追い出せばいい話かと」



大川「では逆に聞くが、お主にはわしがそんな事をする様に見えるか?
  困っている人間を見かけたら助けるのが人の情と言うものだろうて」


……まぁ、一理ある。

忍者だ何だと言っているが、
道徳心を大切にしてきた日本人にとって人助けは当たり前の事となりつつあるのだ。



A「でもそれじゃあ皆さんも不快な思いをするし、僕にも身の危険が及びます」


現在進行形で殺気丸出しだからな

説得力皆無だよ



大川「全くどうしたものかの」



大川さんが頭を捻り、代替案を考えていた時。

(3)→←学園長先生? (1)



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設定タグ:忍たま , 天女 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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あけぼの(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます。温かいコメントに勇気をもらえます! (2023年4月2日 21時) (レス) id: 01012e3403 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とても好きです!!また更新することがあれば頑張ってください!続き楽しみにしております!! (2023年4月1日 18時) (レス) @page24 id: 35aa15076d (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - いすとさん» ありがとうございますううううううう! (2023年1月24日 16時) (レス) id: d1593a86c4 (このIDを非表示/違反報告)
いすと - すきですうううううううううううううううう (2023年1月22日 21時) (レス) @page22 id: 58b28daa41 (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - 碧さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2023年1月3日 10時) (レス) id: d1593a86c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たうふ | 作成日時:2022年11月12日 23時

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