傷 ページ10
ASide
探偵社を飛び出して織田作さんのお墓まできた。
どうしよう。怖い。さっき名前を呼ばれながら手が伸びてきた。
あの包帯に巻かれた手だ。
怖い。怖い。怖い。
太宰「A！」
A「なんで…来るんですか…」
太宰「どうして逃げるんだ。」
A「………。」
太宰「君も言われたんだろ。織田作に。」
も？てことは太宰さんも言われたのか。
太宰「君をスカウトしたのは私なのだよ。試験を考えたのも私だ。」
A「どうしてですか…安吾さんは織田作さんから頼まれたって」
太宰「私から頼まれたなんて言ったら君は武装探偵社へは来ないだろう？」
A「また、私はこの恐怖を感じながら生きなきゃいけないんですか……。」
太宰「君が私を嫌っているのは言っていた。だから、嫌いな人が殺 されそうになっていても命を張れるのかを見させてもらった。」
A「もう…やめて下さいよ!!!!
なんで私なんですか!!!私が弱いからですか!!!!
あなたのことが嫌いなのはあなたが私のことを嫌っているからですよ!!!!!!」
太宰「なんだって……。」
A「私が弱いから嫌いなんでしょ。
だからひどい事言ったり…何度も何度も怪我をさせたんでしょう？芥川くんとは扱いが違った…。
それを自覚し始めてからあなたが怖くて仕方がなかった。
この傷が…あなたに付けられた一生治らないこの傷が!!!!!!
いつまでも痛んで記憶が離れないんですよ!!!!!!
やめてください……。もう私の前に現れないで……。」
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暗白タクミ(朝霧夜宵)(プロフ) - 挨拶も無しにすみません。 もしかしたら勘違いかも知れないですが。 (2019年5月15日 12時) (
レス) id: f3ab0d9732 (このIDを非表示/違反報告)
暗白タクミ(朝霧夜宵)(プロフ) - VS龍之介 にて龍之介の一人称は『僕(やつがれ)』ではないでしょうか？ 『俺』になっています (2019年5月15日 12時) (レス) id: f3ab0d9732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：英英王 | 作成日時：2018年3月23日 17時
