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『はい。3人とも麦茶でいいですか?』


「うん、大丈夫だよ。ありがとう。」


優しく笑い、頭を撫でる敦さんに、恥ずかしくなって目をそらす。

冷たく冷えた麦茶を1口飲むと、安室さんが口を開いた。


「先程の…あの犯人が急に現れましたよね。あれはどういう仕組みなんですか?」


「あぁ、あれは異能力といってね。数少ない人が持つ特殊なものなのさ。ちなみにそれは、私も彼も、Aも持っている。」


「僕はさっきの通り、虎になることができます。」


『私は紙を操る異能力ですね。折ったり書いたりできますよ』


「異能力、ですか。」


「さっきの奴は、恐らく"透明人間"になれる異能力者だろうね。」


カラン…と、グラスを傾ける太宰さんは、何だか様になっていて、少しイラッとした。


『…で、私の質問なんですけど…なぜお二人がここに居るんですか?』


「それはね、Aちゃん。乱歩さんからの依頼なんだ」


『乱歩さんの…?』


「乱歩さん…あぁ、今日のAさんの電話の相手ですね。」


「やっぱり、連絡入っていたのだね。」


えぇ、まぁ。と、麦茶を一口飲んだ。


「乱歩さんがね、Aちゃんがストーカーにあってるって。それが異能力者の可能性があるから、太宰さんと僕に行ってきてって頼んだんだ。」

「そしたら本当にストーカーにあってるし、Aちゃん自覚してないし焦ったよ。」と、敦さんは苦笑を浮かべた。


「それはそれは。わざわざヨコハマからご苦労様です。もう大丈夫ですのでさっさと帰られては?」


にっこりと、黒い笑みで安室さんが告げた。

…は?


「おやおや。君も、本職があるだろうに…バイトもしてるんだって?大変だねぇ。君こそ戻った方がいいんじゃないかい?」


太宰さんも、負けじと黒い笑みを浮かべた。


「だ、太宰さん!?急にどうしたんですか!」


『あ、安室さんも…なんだか怖いですけど』


私と敦さんは、火花を散らせる2人を見て慌てた。

何だ、どういうことだ…!?

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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時

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