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「なっ…」
舌打ちを残して、彼は物凄い速さで逃走を図った。
しかしそれを、太宰さんは許さなかった。
「敦くん！」
「はい！！」
突然現れた、半獣の敦さんによって犯人はすぐに捕まった。
床に押し付けるように、犯人は組み倒された。
「君だよね？犯人は。なぜこんなことをしたのかな？」
「っ…Aたんが…」
『(たん？)』
「可愛くて…それを自覚してないから、男どもが寄ってきて…自覚させようと…あわよくば、もっと近くで見れたらいいなって」
「で、異能力まで使ってAちゃんを盗撮したんですか。」
敦さんが怒ったような、引いてるような表情で犯人に言った。
『…あの、』
「Aたんっ！！」
『(たん…)私の下着とったり、兄の下着破いたり…したのは何故ですか？』
「…下着？」
「俺、それはしてないよ。」と首を振る犯人。
では誰が…と考えていると
「あ、それは私♪あと時々私もメール送ったよ♪」
『死ね』
「酷いなぁ」
ケラケラと笑う太宰さんを睨みつけていると、サイレンの音が聞こえてきた。
「えっ」
「とりあえず、警察を呼んでおきましたので。」
にっこりと、安室さんは笑った。
その笑みは怖く、鳥肌がたったのは気のせいではないだろう。
そうして、犯人はパトカーに連れられて言った。
本来なら私も事情聴取を受けるようだが、安室さんがなにかしてくれたようで、受けなかった。
「ふぅ、これで解決だね。」
『…解決はしてません。色々聞きたいことがお二人にあります。』
む。と眉を潜めながら、太宰さんの裾を掴んだ。
「(かわいいなぁ。)話？」
『…とりあえず、うちに来ませんか。宜しければ、安室さんもご一緒に。』
「！僕もいいんですか？」
『はい。夜も遅いですし、夕飯くらいはご馳走しますよ。兄もまだ帰ってきませんし。』
「…では、お言葉に甘えて。」
安室さんは、先程とは違う優しい笑みを浮かべた。
その笑みに何だかくすぐったい気持ちになったが、敦さんと太宰さんと一緒に我が家に向かった。
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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね！申し訳ありません！ご指摘ありがとうございます！ (2018年6月3日 15時) (
レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では？ (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます！そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！！頑張ります！(ﾉ´∀｀*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐倉優衣 | 作成日時：2018年5月24日 15時
