鬼殺隊の被害者。【鬼滅の刃】

５、とても残酷なのですね。 ページ6

『貴方達はどうして鬼を殺すのですか？』







「決まってるじゃないですか、鬼は人を喰らう。私達は＿＿＿＿」








『"正しい事をしている"という事ですか、貴方達だって植物や動物と云う"命"を喰らっているではありませんか。なのに自分たち人間が鬼に喰われたら殺すのですか？動物だって、植物だって同じことですよ。』







「それとこれとは話が別です。鬼は悪です。」









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嗚呼、この人とは分かり合えない。








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『………貴方は残酷なのですね。』






「っ、」









だってそうではないか、何故貴方達人間が生き延びて鬼が死ななければいけないのか？







『＿＿＿＿鬼殺隊が居なければ、私の母は死ぬことはなかった。父は……恐らく鬼殺隊に殺された。もし、鬼殺隊がなければ私は幸せだったのに、』





「＿＿＿＿＿＿ッ、」






『私は何としても、鬼殺隊を潰す。たとえ自分が死んでもずっと私は貴方達鬼殺隊を呪う。』







べべんっ、と琵琶の音が聞こえてきた。





『あら？もうお迎えなのかしら。もうちょっと居たかったわ。』




「っ、待ってください。貴方の名前は＿＿＿ッ、」






『………柘木(つみき)Aだよ。ばいばい、さようなら、』





べべんっと琵琶の音が大きく聞こえた瞬間、私の目の前の光景は一気に変わり、場所は川の橋から無限城になっていた。

６、彼女と私は似ている。→←４、時が静かに過ぎていく。

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