第三話 コート上の王様 ページ4
「オラッ次後ろだっ！！」
「よっしゃ！」
あたりが暗くなってもまだ俺と影山は練習を続けていた。影山があげたボールをオーバーで取ろうとしたとき、
「へーっ本当に外でやってる！」
「ムッ！？」
後ろから手が伸びてきて俺が取るはずだったボールを片手で掴む。
「君らが初日から問題起こしたっていう1年？」
「ゲッTシャツ！？寒っ」
＿＿...で、でかっ！！！
「か、返せよっ」
なんとか飛んで取り返そうとするが、このでかい男はさらに腕を上げて取れなくする。
「小学生は帰宅の時間じゃないの」
その言葉に俺は苛つき言い返す
「誰なんだお前っ
「入部予定の"他の1年"...か？」
「おい俺が話して
「お前身長は？」
「おいっ！」
俺の話を全部影山が遮る。
「ツッキーは188�僂△襪鵑世次�もうすぐ190�僂澄�」
「ひゃくきゅっ...」
「なんでお前が自慢すんの山口」
「あっゴメンツッキー！」
「....アンタは北川第一の影山だろ。そんなエリートなんで烏野に居んのさ」
「....あ？」
俺のことを完璧に無視しているこのでかい男に声を張り上げる
「おっおいっ！！！明日は絶対！！負けないからな！！」
「....あ そう。」
！？
返ってきたのはどうでもよさそうな言葉だった。
「君らには重要な試合なのか知らないけどこっちにとっては別にって感じなんだよね。勝敗に拘り無いし 君らが勝たないと困るなら.....
手、抜いてあげようか？」
「なんだーっ！！？」
「....てめぇが手ぇ抜こうが全力だそうが、俺が勝つのに変わり無えんだよ。」
「おれ達だろっ！」
そしてでかい男は影山を煽りまくる。
王様だなんだと言われ、ついにはでかい男に掴みかかった。
...なんだ？？おい全然話わかんないけどこんな感じ悪い奴相手に何黙ってる？いつもみたくむかつく余計な一言加えて何か言い返せよ！おい！
「..................切り上げるぞ」
「！！？ええっ！？おいっ」
「逃げんの？王様も大した事ないね〜〜」
「！」
「明日の試合も王様相手に勝てちゃったりして＿＿...」
でかい男はボールを上に投げながらまた、煽るようなことを言う。
だから、
「！？」
「「王様王様」ってうるせえ！おれも居る！！！試合でその頭の上打ち抜いてやる！！」
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作者名：声優2次元大好き！ | 作成日時：2020年7月12日 17時
