妹じゃありませんよ。炎柱さん。【鬼滅の刃】

弐拾陸 ページ26

宇髄「大丈夫か…？」


宇髄さん…？


宇髄さんが上から私を覗き込む。


『へっ…？はい！』


宇髄さんって…信じてくれてるのかな…？


宇髄「なら派手に良かったぜ！気を付けろよ！」


『宇髄さんは…私の味方なんですか？』


宇髄「派手にそうだな！」


宇髄さん曰く、耳が良いので嘘が分かったらしい。


凄いなぁ…。



『ありがとうございます‼』ニコッ


胡蝶「う”ぅッッッ(可愛い…。)」←


甘露寺「(キャーー！可愛いわ‼笑顔が素敵ね‼)」


二人とも黙っちゃった…。



私の笑顔そんなにキモい…⁉←勘違い



伊黒「甘露寺。」



伊黒さんだ！


伊黒「大丈夫か。時透も問題ないか。」


！


蜜璃「『はい！』」


伊黒「ったく。いつまでお前は寝てたんだ。
甘露寺も何かあったら言え。」


『蜜璃ちゃん。何かあったの？』

どうしたのかな。


甘露寺「…実はね…？」


蜜璃ちゃんは、あの女に任務を押し付けられて


怪我をさせられて倒れたらしい。



『酷い。』



どうしてそんなことをするの？



傷つけるなら私にしてよ！


どうして…。


『ごめん…何も知らなくて…。』


甘露寺「良いのよ！私は平気だし！
伊黒さんやしのぶちゃんが守ってくれたから！」



…と言う事は…伊黒さんは私たちの味方！


後は…悲鳴嶼さんと、冨岡さんと不死川さんか…。




どうなんだろう…。





胡蝶「大丈夫ですよ。安心してください。」


胡蝶「もしあの人たちが敵でも、私たちが守りますよ。」


しのぶちゃんが手を握ってくれた。



お姉ちゃんみたいに優しく。



でも…その手は、少し。少し冷たかった。





煉獄「む！？」


兄上…？



煉獄「胡蝶！そこは俺の場所だ！」




そう言って私の手をしのぶちゃんから奪う兄上。


あたたかい手…。


昔を思い出す。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

煉獄「寒いなら手を繋ごう！こうすればあたたかいかなら！」


『うん！千寿郎も繋ご！』

千「姉上の手はあたたかいですね！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ｼﾞﾜｯ…。


煉獄「どうしたのだ‼」


泣いちゃダメ‼


胡蝶「煉獄さん…？何を泣かしているんです？」黒笑



煉獄「すまない‼」

『ちっ…違います‼ただ…兄上の手が…あたたかくて…』









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不死川「オイオイィ。煉獄。なに妹泣かしてんだァ。」

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