How to cure【実/況/者】 (ページ26)

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us_発熱_#01 ページ26

未婚設定
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すみません。高熱叩き出しました。

お大事に

おだいじに

気にすんな〜。お大事に

了解です。お大事に

久しぶりに集まって撮る機会ではあったが
体調不良は仕方がない。

「まぁ、シンプルに心配だよね。」

実況を2人分撮り終えた後ガッチさんが話しかけてきた。

「えっ？」

「マコでしょ？」

「…まぁな。」

メッセージだけでも送ろうかとスマホを握り締めていた。

「でも、アイツもいい大人だからな。」

「そんな事言わず連絡してあげればいいんじゃない、
お兄ちゃん…笑」

「やめろ、その呼び方。」

「でも、うっしーが兄ちゃんなのには変わりないんでしょ？
従兄弟だけど。」

キヨが大人しく喋りだした。
そう。マコと俺は従兄弟である。

「…とりあえず電話してみるか。」

「大丈夫だったら大丈夫でいいしね〜」

ガッチさんが言うとおりかも。と電話をかけた。

妙に緊張したような時間。

5コール、6コール、7コールとどんどん時間が過ぎ
10コール目になっても出ないので一旦切ることにした。

「寝てるっぽい。」

「マコのことだから
そのうち折り返しなり、メッセージなり来るでしょ。」

レトルトが次のゲームを持ってきながら話す。

ゲームをセットして3人目の実況の準備を始め、
十数分後にスタートした。

2時間ほど動画を撮り、
最後の一人に向けて休憩を取っている最中に
レトルトの予想通り、折り返しがかかってきた。

「ん、もしもし？」

「ん、何か…ｹﾎｯ…あった？機材…ｹﾎｯ…系のトラブル？」

彼女は何かと機材系のトラブルに強くて
彼女がいれば対処できるときが格段に多いのだ。

「いや、トラブルは起こってない。心配で電話しただけ。
足りない物とかはねぇの？買って持っていくけど。」

「なんだ、ただの…ｹﾎｯ…優しさ……」

「咳ヤベェな…熱はどれぐらい？
てか、電話切るか。喉痛いだろ。」

咳が止まらないようだ。
まさかこんなに酷いとは思ってはいなかった。
電話を切る提案をしたのだが、

「いや、文字打つのしんどい。
熱…はしばらく測ってないや。」

とのこと。

「じゃあ、とりあえず熱測って。」

「寝室に取りいってくるから待って…ｹﾎｯｹﾎｯ」

「え。今までどこいたの？」

スピーカーにしていたのでこの会話は全員が聞いている。
レトルトが言われてみればたしかに。と思うことを聞いた。