How to cure【実/況/者】 (ページ24)

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rt_発熱_#02 ページ24

「私はちゃんと野菜食べてます〜ぅ」

「俺も最近野菜食べだしました〜ぁ」

「はいはい、電池とご飯な。持っていくから。」

「えぇ〜レトさんにお任せしたら
野菜系ばっか買ってくんじゃん。いいよ〜。」

「今回は消化に良いもんしか持っていかない。
もうこの際、野菜はいいから
ちゃんと決まった時間に食べろ。」

「レトさんがまともなこと言ってる。」

キヨくんがボソッと言った。

袖で押さえているのだろうくぐもった咳が聞こえる。

「もう、解散しよ。楽しいからマコ抜けないし。」

「あら、図星。さすガッチ。」

「寝よ寝よ。おやすみ〜」

「今度こそおやすみ。」

「無視かよ〜笑…切り上げちゃってごめんね。おやすみ。」

「はい、お大事に…笑」

「早く良くなれよ〜。」

通話がやっと終了した。

電池の型を教えてもらってから
数時間後に備えて寝ることにした。

9時頃に目が覚めすぐに連絡をした。

どんな感じ?

今、病院。

了解。家帰ったら教えて。

連絡を終え自身の身支度を整え買い物へ。
彼女から連絡が来たのはお昼を過ぎた頃だった。

かえりました。

これからそっち向かうね。

10分ほどで彼女の家へ着き外側のインターホンを鳴らす。
無言で玄関のオートロックが開き
エレベーターで目的の階へと上がってきた。

今度は内側のインターホンを鳴らした。

「ありが…と。ドアノブにかけといて…ｹﾎｯｹﾎｯ」

…限界そうだ。

「…大丈夫では無さそうだな。」

「正直すごく…寂しい。」

素直な彼女に鷲掴みにされた。

「中入っていい？」

「ダメ、伝染るよ。風邪だったけど。」

「寂しいんでしょ？それ以上の理由無いじゃん。」

ガチャッと鍵の開く音がした。