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95話目 ページ49

ASide

あれから数日が経ったある日、事件が起きた。

そう、予想通り、ルナが僕に連絡してきたんだ。

やっぱりアイツの仕業だったか。

マジで、今更何のようだよ。


僕は近所のカフェに呼び出されたんだ。

もう一度だけ、あなたと話がしたいって言われたね。

まぁ、小学生時代に唯一家の事情を話せた奴だしなぁ。

そう考えると行かないというのは罪悪感があったので僕はそのカフェに行くことにした。


〜inカフェ〜

僕がカフェに入っていくと、ルナは窓際の目立たない席に座っていた。

僕を見つけるなりヒラリと手を振る。

A「ゴメン、待たせた?」

ルナ「ううん。私も今来たとこ。」

ルナはやはりキレイになっていた。

まぁ、女の人なんてメイクさえすればいくらでも輝ける。

それに、僕にとってルナが今更どうなろうが関係はない。


ルナ「久しぶりね、Aくん。何年ぶり?5年ぶりとか?相変わらずカッコいいなぁ、Aくんは。」

おしゃべりが止まらないのは昔と変わらないらしい。

ルナ「ゴメンね、手荒な真似しちゃって。」

やっぱりおまえだったか。

ルナ「でも私、どうしてもAくんに近づきたくて。」

強引なところも昔と変わらないらしい。

ルナ「ホントにゴメンなさい。」

許しがたいが、頭を下げられているのに許さないと答えるのもどうかと思うので、僕は適当に

A「いいよ、別に。」

と答える。

女の子が頭下げてんのに男が威張ってるなんてダサすぎる。



ルナ「Aくん、今もまだネットで活動してるんでしょ?」

A「うん。素敵な仲間にも出会えたしね。」

ルナがなんて言ってくるのか怖くて仕方なかった。

ルナ「そっか、わかった。」

ルナは何かを決心したような顔をした。

次は何を言われるのかと心臓がバクバクといつもより早く脈を打つ。

ルナ「私、今でもAくんのこと好きだから。諦めないから。」


・・・・・え?

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猫築かなめ - えっと、「ころんの弟は、天才ダンサーでした」は、消してしまったんですか? (2020年11月15日 21時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
藍乃(プロフ) - あの、思ったんですけど、理性のベールを脱ぎ捨てるのはGoGo crazyじゃないですかね…?? (2020年6月20日 16時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
RUNA - いつも応援してます!リクエストします!学パロがみたいです!不良物語とか……お願いします! (2020年6月20日 15時) (レス) id: 748c2317a6 (このIDを非表示/違反報告)
眠ぅぅぅぅぅぃぃぃぃぃぃぃぃ - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月30日 1時) (レス) id: 9dc0f40c03 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2020年5月29日 18時) (レス) id: 6bf186c507 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白猫 | 作成日時:2020年5月27日 8時

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