閉じ込められちゃった【地縛少年花子くん】 (ページ14)

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９話ページ14

…ん…此処は…

？｢おきた、おきた｣

？｢ここがどこか分からないの？｣

？｢ならおしえてあげよ｣

A『あなた達誰、なの…』

座り込んだまま人型のナニカに問う。

？｢だれなのかだって｣

？｢そんざいしないなにかだよ｣

？｢それよりここはね｣

？｢Aのなかだよ｣

？｢なかじゃなくてかんがえとか？｣

？｢まぁいっか｣

A『え、あ…あなた達は何か、知っているの？』

？｢しってるよ｣

A『…何を知ってる、の？』

？｢それはね、それはね｣

？｢ぜんぶだよ｣

…ぜん、ぶ…？

─────────────────────

(保健室)

？｢…A…………｣

誰か、呼んでる…

花｢A！｣

寧｢Aちゃん！｣

わ、わぁ！？

A『ふぁい！？』

花｢Aーー！心配したぁぁぁぁ…｣ｷﾞｭ

A『……ん？何故か名前が思い出せぬ…』

花｢えぇ！？｣

寧｢私も？｣

A『う、うん…』

寧｢ならもう1回自己紹介だー！｣

花｢じゃあヤシロから｣

寧｢高等部一年八尋寧々でーす！Aちゃんとはお友達っ！｣

花｢えー、七不思議七番目のトイレの花子さんだよー！Aとは…幼馴染かなー｣

A『じゃあ、寧々ちゃんと、花子くん？』

花｢そーそー、花子くんって呼んでネー｣

寧｢他に分からないのはない？｣

A『んー…今は無いかな』

寧｢そっか！｣

花｢で？ヤシロはもう帰らないと｣

寧｢わぁぁぁ！？もうこんな時間！ばいばいAちゃんと花子くん！｣

A『ばいばーい』

花｢じゃ、俺は行くとこあるから。またネー｣

A『さて、自分は領域に戻りますか…』

──────────

土｢で、どうしたんですか7番サマ。｣

花｢それが…｣

土｢Aが1部記憶喪失になった…すか｣

花｢( ﾟｰﾟ) ( ｡_｡)ｺｸ｣

土｢でも戻ったんだろ？それでいいじゃないすか｣

花｢まぁ、そうなんだけど…さ｣