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Aside







15分くらいタクシーに揺られて、やっと着いた都内の某高級タワーマンション。





"行くよ"


まっけんくんにそう言われ、ひたすら彼の後ろを着いて行った。












真剣佑「俺の部屋、12階なんだよ」


『へぇ……?』


真剣佑「寂しい時いつでも来ていいからね」


『っ、』


真剣佑「また泣きそうになってる笑」









エレベーターの中で告げられた彼の優しさにまた視界が歪む




人からもらう優しさは、嬉しくて、痛い


























『ぉじゃまします…』

真剣佑「ついてきて〜」






部屋に入ればリビングに連れていかれ、そのまま隣合うようにソファーに腰掛けた。




黒っぽい茶色みたいな色の家具で統一された部屋。











真剣佑「……とりあえず、、何があったの?」


『……壱馬くんと、お別れ、してきた』


真剣佑「…うん」


『今は壱馬くんの優しさが辛くて、苛立っちゃうから、ダメだって。今の壱馬くんじゃ私の事支えれないよって、変な我儘、言っちゃった』


真剣佑「そっか」


『向こうの事、振りほどいて、無理やり別れるって言って逃げた。っわたし、まっけんくんしか、頼れる人いなくなっちゃった、ッ』


真剣佑「………頑張ったね、頑張った、偉い」








私の頭にポンと乗った彼の手。


そのままゆっくりと撫でられて









その瞬間、何か、違う感情が生まれた










今まで壱馬くんには持たなかった感情。



壱馬くんより、もっと、深い、なにか。














『………まっけんくん』


真剣佑「ん?」


『キス、して』


真剣佑「………それは、そういう事になるけど、いいの?」


『…うん』













明るい部屋に、近づくまっけんくんの顔



反射的に瞳を閉じれば触れるのは彼の長い睫毛と唇。
















真剣佑「っ………止まんなくなるから、もうやめよう、」


『いいよ、止まらなくて』


真剣佑「え、?」


『抱いてよ、まっけんくん』































彼が両肩に手を掛ければ、あとは溺れるだけ

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こっちん - 続き楽しみにしています! (2020年4月20日 22時) (レス) id: 55fd5746e3 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 真剣佑最高です。いつも楽しみにしてます! (2020年4月19日 2時) (レス) id: 759f178687 (このIDを非表示/違反報告)
pirinasb(プロフ) - あれ、目から水が、、 (2020年4月16日 3時) (レス) id: e7e35a70c4 (このIDを非表示/違反報告)
rino(プロフ) - 壱馬くん……あーやばいですニヤけ止まりません笑笑こうゆうの読むとなんか興奮するんですよね〜笑笑((キモいですよなごめんなさい笑笑 (2020年4月16日 0時) (レス) id: 06d71188fc (このIDを非表示/違反報告)
麻白(プロフ) - 切ない...でもマッケンかっこいい...好き (2020年4月14日 1時) (レス) id: bee702271d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏都 | 作成日時:2020年3月26日 0時

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