記憶 19 ページ21
・
健太side
『……』
彼女の口から初めて聞いた言葉。
そしてけんたに一目惚れした経緯。
全てが、頭の中に残りすぎて混乱してる。
彼女はさっきのけんたみたいに俯かずにけんたの方をずっと見つめてる。
「…Aさん」
『は、いっ』
「隣、行っても良いですか」
『…………はい』
向かい合わせに畳の上に座っていたけど、
立ち上がって彼女の隣に座る。
「あの、手、握っても、いい？」
ゆっくりと彼女が頷く。
けんたのすぐ傍に置かれてある彼女の綺麗な手。
優しくギュッと上から包み込む
「…………けんたと、Aさんは、両想い、？」
そう尋ねると、彼女と目が合った。
『…好きです、神谷さん。芸能人だからとかじゃなくて、1人の男の人として。』
「っ、うん。けんたも、好き、です」
『でも、っ、。神谷さんみたいなキラキラしてる人に、私なんかが好きになって良いのか分かんないんです、』
次第に濡れていく彼女の瞳。
『私なんかただの一般人で、何もかもが貴方と違う。1人の男性として好きになっても、やっぱり私と神谷さんには壁が「大丈夫。」、っ』
彼女の瞳から1粒の涙が溢れる瞬間、
彼女を包むように抱きしめた。
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かほ - 見てると涙が出てきてとてもいい話です、続きが気になります (2020年1月6日 19時) (
レス) id: e101b4f30a (このIDを非表示/違反報告)
杏都(プロフ) - あいりさん» やってないです！！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 525275f8a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - なんか、祖母を思い出します、、、あ、主さんはSNSなどやってますか？ (2020年1月3日 21時) (レス) id: 68a42301b4 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - もしかして主人公ちゃん、若年性アルツハイマー……ですか……？ (2019年12月29日 1時) (レス) id: 31b1d8fc0c (このIDを非表示/違反報告)
優杏(プロフ) - 怖い怖い病気とか言わないで〜！！ (2019年12月28日 22時) (レス) id: 0e803c254a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏都
| 作成日時：2019年12月19日 19時
