私の個性に名前を与えてはいけません【呪術廻戦】【ヒロアカ】 (ページ28)

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いい意味で「一途」って言ってくれない？ページ28

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ホ「えぇ…そんなに…？」

緑「だ、大丈夫ですか…！？」

背中を支えてくれる出久の優しさに絆される

『いやだってあいつ「私の嫌がる顔とか好き」って言うんだよ！！誰でも多少嫌だろ！！そーゆーの！！！』

本当に、マジで

『急に「ずっと大嫌いでいてね」とか言うと思ったら「そしたら大嫌いな奴として、君の記憶に残るでしょ」って言ってくる奴だぞ！！？？』

轟「…確かに気持ち悪いな」

あいつの言った通りになっているのは癪だが、マジで嫌い

五「おーねーがーい！！話してきてよー！」

『昔…似たような話したけど「名前くれるなら良いよ」って言い張って聞かないんだよ…！！』

両肩を掴んでいる五条の体温にちょっと安心しながら、返答を返す

五条申し訳無いけどずっと掴むのはヤメテ(早口)

爆「名前ェ…？適当に決めりゃァ済む話じゃねーか…！！！」

五「名前ねェ………うーん……ダメ！！」

だと思った！！！

五「今、名前という固有名詞(・・・・)は付けられない。付けたら危ない存在だからね」

固有名詞は自分が自分である為の証明に近い

例で挙げるなら戸籍みたいなもの

『あいつはさ、踏陰の個性【黒影(ダークシャドウ)】にすっごい近くて…すっごい遠いの。踏陰は産まれた頃から黒影(ダークシャドウ)とへその緒で繋がってるから…個性として断定出来る、いわゆる先天的な力。でも私の場合…あいつは後天的な力だから、簡単に扱えない』

表の世界(ヒーロー社会)でも裏の世界(呪術師界)でも、ありえない事柄

『しかも………知ってると思うけど、この間テレビで出てた全ては一人の為に(オール・フォー・ワン)ってさ人から個性奪えるらしいじゃん？ああいう感じで…誰かの術式・個性を借りる術式・個性の人に頼んでもダメだった。むしろ頼まれた側が、何らかの体調不良とかになって頼めなくなるんだ』

作為的な体調不良が起きる以上、二度と頼む事は出来ない

緑「体調不良…ですか」

『そ、酷い人だと吐血してたから…その実験は無くなったけどね』

もう実質的に、私しか扱えない何かになったのはその頃だったかな

『んであいつに聞いたら「だって私と一緒にいる為に邪魔だったから」だと。あいつは自身の行動理念に疑問を一切持ってなかった。目的の為に人一人殺すのを厭わない。悪い意味で子供大人なんだよ、あいつは』

子供だからこそ、欲しい物を手に入れる為に大人として頭を使う

厄介だ