・ ページ44
「…………どうやら 手段は主に
携帯を利用しての嫌がらせだよな？
俺達の知る限り 直接分かりやすい
攻撃はしてないみたいだけど…… 」
“Ｘ”氏が来て 約４ヶ月が過ぎた…
まーはいったい いつから
嫌がらせを受けているんだろう？
俺達の目には決して触れないよう
携帯というパーソナルな物に
嫌がらせをはたらくなんて
あまりにも姑息で 幼稚で 胸くそ悪い……
他の奴等もこんな風に
子供騙しみたいな手段で
精神的に追い詰められて
陥れてきたのだろうか？
まーが体調を崩したのも
まったく関係ないなんて事は無いだろう
かなりのストレスを抱え込んでるハズだ
まーは大丈夫なんだろうか……
「まぁくんがこれ以上
大変なことに巻き込まれない為にも
早急に手を打たなくちゃですよ…」
「こんなことしてる間にも
雅紀は 嫌がらせを
受けてるかもしれないからな」
「まーのヤツにこれ以上何かしたら
俺 本気でブチ切れちまうかも…」
そう これ以上まーを苦しめるなら
許せない 全くの逆恨みなのだから
「あのさ────」
あごに手をあて
じっと考え込んでいた風だったリーダー
ぼそぼそ 小さな声で話し出した
「おいらにさ……考えがあって
けど それはちょっと時間かかんだよ
絶対 どうにかしてやっから
おいらの事信じて
しばらくは相葉ちゃんの事
みんなで 守ってやってくんないかな？」
リーダー！
普段が 普段なだけに 頼りなさそうだけど
いざとなると 俺たちを守ろうと
必死になってくれる
そんなリーダーが言うんだ
どれだけ時間がかかっても それまで
リーダーを信じて まーを守ろう
みんな それぞれ
顔を見合せ 深く頷いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：43 | 作成日時：2018年11月17日 10時
