person３:二宮和也 ページ14
櫻井レポート
シリーズ『私を変えた人』３回目の今回は我らが誇る名アクター二宮和也さんです。インタビューは大変貴重なオフにわざわざ時間を設けて頂きました。くだけた雰囲気でお話しして頂けるよう、居酒屋の一部屋をお借りしてお酒なども頂きながら行われました。
櫻井「二宮君、貴重なオフに申し訳ありません。今日はよろしくお願いします。」
二宮「翔ちゃんでなかったら絶対来てないですけど。」
櫻井「スケジュール、ここでしかにのとあわなかったんだよ。ごめん。」
二宮「大丈夫ですよ。他ならぬ翔ちゃんの頼みです。ギャランティはまた後程相談ってことで……。」
櫻井「………。
では、早速本題に入りたいと思います。今回のテーマは『私を変えた人』です。二宮君にとって『私をかえ………』」
二宮「相葉さんです。」
櫻井「へ？」
二宮「だから、相葉さんです。」
櫻井「あ、相葉くんですか？」
二宮「そう、相葉さん。」
櫻井「では、どういうところが………。」
二宮「話せば、長くなりますがいいですか？」
櫻井「まだまだ夜は長い。
とことん付き合う覚悟はできています。まずは乾杯といきますか？」
二宮「わかりました。
とことんお付き合いしてくださいね。
乾杯！」
櫻井「相葉くんと二宮君はメンバーのなかでも一番付き合いが長い二人ですよね。」
二宮「Jr.の頃帰りの路線が同じでよく遊んでましたからね。」
櫻井「幼なじみのようなお二人ですが、二宮さんが変わったなと思う出来事などあるのでしょうか？」
二宮「今でこそ私、そこそこ友達もいるし人の懐に入るのが上手いなんて言われてますけど、入所したての頃は人と付き合うのなんて面倒臭いって思ってました。
だからあの頃は誰かと帰ったり、遊びに行こうだなんて一切無くて、たいしてやる気もなかったから目立つこともなかったんです。
ある日いつも通りホームで帰りの電車を待っていると。あの人が二宮くーんなんて息を切らして近づいて来たんです。
顔と名前はかろうじて知ってる程度。今まで話したことも無い人っていう認識でした。
何事かと振り返ると、一緒に帰っていいか？ってくそ真面目な顔して言ってきたんです。
断る理由もなかった私は、ご自由にとだけ言って滑り込んで来た電車に乗り込むと、あの人は固かった表情から一気にぱぁっと明るい顔になってありがとうって私の隣にちょんと座りました。
私は気にすることなくいつも通り鞄からゲームを取り出し、そこに集中していきました。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：43 | 作成日時：2018年11月17日 10時
