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安田「 なぁ、ほんまに家まで行けんの？ 」
『 だーいじょーぶ！平気だからしょーちゃん行って！運転手さん待ってるし！ 』
安田「 …え、いや、ん〜… 」
『 今日はそこまで酔ってないから、大丈夫！ 』
安田「 ……おーくら、呼ぶ？ 」
『 呼ばない 』
安田「 おん、そう言われるって思った 」
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ただいまマンションのエントランスで章ちゃんと話し合いなう。
章ちゃんは心配性だからあたしを部屋の前まで送るって言ってくれてるんだけど頑固拒否するあたし。
だってほら、さすがに運転手さんと章ちゃんに悪すぎるでしょ？
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だから、絶対絶対なんとかここでバイバイしよう！って話を片付けようと作戦を粘ってた時だった。
章ちゃんがあたしを申し訳なさそうな顔で何度か見て、深呼吸した。
……ちょっと章ちゃん、ねぇ、まって？
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安田「 …でも最近物騒やし、やっぱり心配やからおーくら呼ぶな、ごめん！ 」
『 はっ！？ちょ！章ちゃん！ 』
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安田「 おーくらすぐ迎えくるって、よかったやん 」
安田「 …そんな顔せんで、ちゃんと今日こそはいろんな人に優しくしないでって言うんやで？ 」
安田「 わかった？ほな俺行くな、おやすみ 」
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あたしと目線を合わせて優しくそう言って章ちゃんはタクシーに乗って帰って行った。
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…章ちゃんだって、忠義と一緒で誰にでも優しすぎる、よなぁ。
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作者名：みるく | 作成日時：2019年2月21日 22時
