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安田「 あ〜、もうほら、そんなに目ゴシゴシしたら明日腫れちゃうやろ、 」
『 ……ん、 』
安田「 渋やん達が心配してるで、戻ろ 」
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さっきまでの空気が嘘みたいにいつも通りの章ちゃん。わざと普通に接してくれているのだろうか。
章ちゃんは物凄く、優しいから。
章ちゃんは、優しい。
いつだって自分のことより他人のことを大事にして、自分はいつも後回しにするタイプだ。
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錦戸「 あ！！！やっっと帰ってきたん〜！？ 」
渋谷「 Aとヤス、お前らなんもしてへんよな！？ 」
安田「 するわけないやん(笑) 」
丸山「 Aちゃん遅ない？って心配してたで、亮ちゃん(笑) 」
『 ふふ、錦戸くん酔っ払ってるね(笑) 』
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「 忠義くん、次何飲む〜？ 」
大倉「 レモンサワーやな、ミカちゃんもおかわり頼まな 」
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さっきとなにも、変わっていない。
あたし達のテーブルの盛り上がりも、忠義の隣にいる女の子も、なにもさっきと変わってない。
ただ一つだけ、変わったことといえば、
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安田「 A、デザートなんか頼む？ 」
『 えっ、あ、いや、いい 』
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ただ一つだけ変わったことといえば、それはきっと、
あたしが章ちゃんと話す度に胸が高鳴ること、だけ。
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作者名：みるく | 作成日時：2019年2月21日 22時
