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安田「 も〜A、飲みすぎやって 」








『 …ふふ〜、そんなに飲んでないよ〜 』








安田「 水飲んで待っててな、店の前にタクシー付けてくる 」









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ゴツゴツした手で、あたしの頭を撫でて個室からでていってしまった章ちゃん。


…あー、章ちゃんと飲むといつも甘えちゃって飲みすぎてお世話されるのがオチなわけで。









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章ちゃんが渡してくれた水を飲み終えたと同時に、章ちゃんが戻ってきた。


章ちゃんはそのまま左手であたしのバックを持って、まともに歩けないあたしの腰に右手を回した。









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安田「 A、コンビニ寄らんでええ? 」









『 ん、水飲んで酔い冷めてきたから、へーき 』








安田「 じゃあ運転手さん、そのまま真っ直ぐ行ってもらって、 」









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…忠義は、こうやってあたしが章ちゃんと飲みに行くことをなんとも思わないんだろうか。


ヤスとお前が仲ええのは知ってるから全然ええでって笑いながら言われるんだろうなぁ。









あたしだけが、一人で醜い嫉妬を抱え込んでるんだろうなぁ。









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もう既に忠義がいるであろう家に帰りたくないなぁ、酔った勢いで忠義に何か言ってしまわないかなぁ、

なんて思いながら章ちゃんの肩に頭をあずけた。









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作者名:みるく | 作成日時:2019年2月21日 22時

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