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『 …ふう、 』
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外の空気は綺麗でこれなら酔いも冷めそうだ。
バックの中からスマホを取り出そうとすると、忠義がいつも吸ってる煙草が入ってた。
…あの人、煙草なくてどうしてんだろう誰かに貰ってんのかな、なんてどうでもいい事を考える。
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いつもは お前は吸ったらあかん! って忠義に言われてるけれど今日くらい、いいだろう。
どこが喫煙所なんだろう、と少し歩くと見つけた喫煙所。
人の話声が微かにして、中の人達が吸い終えたら入ろう、と思いスマホをいじってるときだった。
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微かに聞こえてきた声は、紛れもなくあたしの彼氏の忠義だった。
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「 忠義くん、煙草もう吸い終わったの?はや、 」
大倉「 ミカちゃん遅ない?(笑) ゆっくりでえーよ、待ってるから 」
「 やっさしいね忠義くんって、彼女怒んないの? 」
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別に聞きたくて聞いてる訳でもないのに、その場から離れてしまえばいいのに、何故か動けない。
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大倉「 んー…アイツなら平気 」
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もう煙草なんてどうでも良くて、回れ右をして来た道を戻って人気のないところへ行くあたし。
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全身の力が抜けたように道端に座り込んだ途端涙が止まらなくなった理由は酔っていたから、だろう。
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作者名:みるく | 作成日時:2019年2月21日 22時