あの人 ページ6
.
.
新入生歓迎会、とは名ばかりの飲み会に参加させられた
.
JI「ってかこのサークル結局何だっけ」
『知らない、セフンが適当に決めたやつだったし』
SE「あ、Aは酒呑むなよ?ヒョンに見張っとけって言われてんだから」
ジョンインが「もしかしてシスコン?」って聞けば、私じゃなくてセフンが「軽度のね」と答えた
.
「チャニョラ〜私酔っ払っちゃったかも〜」
「ハラオンニお酒弱いんですね〜可愛いです〜」
.
ジッと見つめられてる気がした
.
このサークルの飲み会に参加している
パク先輩の真っ黒な眼に
.
『一緒なんだ、あの人たち』
JI「本当にうるせぇ」
ジョンインが隣で不機嫌になっていく
SE「永遠に外で花見してればいいのに」
セフンもあの集団が好きではなさそうだ
.
『あのハラ先輩って人が食べてる料理なんだろう……美味しそうだな』
.
パク先輩の視線に気付かない振りをしながら呟けば、両隣が笑いを漏らす
SE「確かにお前が好きそうなコッテリした料理だな」
JI「あのチキン美味いよ、中に明太チーズが入ってる」
.
しばらくすると居酒屋の店員さんが、大量のチキンを運んで入ってきた
.
「え?明太チーズチキン?頼んだの誰?」
「めっちゃあるじゃんkkk」
「ヤー誰だよこんなに頼んだのkkkk」
本当にその量が多いもんだから私もつい笑った
SE「Aも分けてもらえば?ㅋㅋㅋ」
『そうだね、味見させてほしいかも』
.
そんなやりとりをしてれば
パク先輩が手を挙げた
.
CY 「俺が頼んだ」
貼りついた笑顔でそういえば
取り巻きはもちろん
その場にいたサークルのメンバーがドッと笑う
.
「お前そんなに食べられんのかよー!」とか、あちこちでヤジが飛ぶ
でも私は初めて聞いたパク先輩の声の低さに驚いた
.
『あの人、声低いね』
JI「そこ?……まぁ、確かに」
.
「チャニョル先輩?」
「チャニョラ?どうしたの?」
.
.
.
CY「ねぇ、これ食べ切れないから……少し貰って?」
.
口角を上げたパク先輩の真っ黒な眼には
私1人が写っていた
.
.
141人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます!!頑張って更新させていただきます!!! (2018年4月19日 7時) (レス) id: 9de56f798b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - この小説好きです!更新楽しみに待ってます! (2018年4月18日 20時) (レス) id: 987a381ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ 3rd(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!!温かい反応が頂けて安心しました!亀更新といいながらしばらくは毎日更新するつもりです!これからもよろしくお願いします!! (2018年4月17日 18時) (レス) id: 9de56f798b (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年4月17日 9時) (レス) id: b305d9b979 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユウ x他2人 | 作成日時:2018年4月14日 0時