桜のしかばね

転落 ページ38

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「チャニョル君って頭いいのね？」








CY「そんなことないと思うけど、、ありがとう」








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私の二列前の席








私がいつも座る席には知らない女の先輩がいて







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パク先輩はその人の隣で笑っていた






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雨で湿った遅延証を握りしめた水曜日






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教授の講義はまるで頭に入らなくて







気がつけば2列前を凝視している私









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「チャニョル君、これ何にした？」








CY「あぁ、それはBを選んだよ」









パク先輩の隣に座る女の人は、






えぇ？なんで？と綺麗な歯並びを見せてパク先輩の肩の上に手を置いた








CY「…………何となくかなㅋㅋ」








私に見せるのと変わらない貼りついたその笑みは








2列後ろの席から見てても充分に不気味だと感じられた









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DO「なんか外騒がしいね」





ギョンスがキョロキョロと黒目を動かしながら天ぷらを箸で掴む





『さっき救急車のサイレンが聞こえたけど、もしかしてうちの大学内で何かあったのかな？』





BH「あーそれ、ヘリちゃん……」





ベッキョンがビビンバをかき混ぜる





DO「2年生ですか？」






BH「うんうん、この前来てなかったけどうちのサークルの子」






私はハンバーグにフォークをさしながらヘリ先輩に何があったのか尋ねる







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BH「階段を踏み外して頭から転落したんだよ……俺の目の前で」





私とギョンスは目を見開いた





DO「大丈夫なんですか？」





BH「なんか貧血で立ちくらみしたのかもって、結構出血して意識も微妙だった」





『それ、事故じゃん、大事故』





BH「お前も気をつけろよ〜？ほうれん草やるから食え」









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