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動いていた脚は硬直したまま。高峯は止まった私に合わせて止まり体を振り向かせている。
私は戸惑いで、俯いた顔を上げられなかった。
「……もしそうなら、俺、結構悔しいんだけど」
流し目でこちらを見つめてくる視線に、心臓が大きな音を鳴らして跳ねた。
いつの間にか夕焼けも無くなっていた景色に、電灯の灯りが点き始める。
「勘違いでも、いいじゃん」
「……………」
高峯の言葉は、私の中で二通りに解釈された。
それは、彼女だって勘違いされることに対して？
それとも……。
＿＿私のこの気持ちに対して？
「……A？」
押し黙っている私を奇妙に思ったらしい。
高峯が身を屈ませて、伏せている私の顔を覗き込もうとした。
「！ちょっ………！」
そう気づいたのも束の間。
私が顔を伏せていたのは、高峯に、自分の信じられないほど赤く染まった顔を見られたくなかったからだ。
目の前の彼は、私の顔に、目を見開いていた。
私は顔の前に腕を持っていき、これ以上凝視されないよう必至になった。
「……今日高血圧で死ぬんじゃないの」
そんな死に方は御免だ。
だがツッコむ間を逃すほど私には余裕がなく、口には出せなかった。
「………い、いやじゃない、っていうのは、そういう意味じゃないよ」
「どういう？」
「………れ、恋愛感情的な意味じゃないってこと」
周りの目を気にしていつの間にか二人の間で禁句になり封印の壺に押し込んでいた話題を、久しぶりに引き出してしまった。
「っていうか私、そんな暗い顔した覚えないよ」
「…してた。守沢先輩に彼女だと思われてた時」
「覚えてな…＿＿」
言いかけたが、その記憶の片鱗を見つけてはっとした。
その時自分は何を考えていたのか。
「……………」
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5674C(プロフ) - たまたまきんきんさん» 嬉しいお言葉恐縮です！ありがとうございます！！ (2022年5月23日 12時) (
レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
たまたまきんきん(プロフ) - やばい、まだ全部読んでないけどやばい、何このときめき、やっば。狂いそう。 (2022年5月18日 14時) (レス) @page27 id: 4c9c318806 (このIDを非表示/違反報告)
5674C(プロフ) - 彩さん» 意識しました！！！！読んでいただきありがとうございます！ (2022年3月21日 0時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんだかめっちゃ青春！！！ (2022年3月20日 16時) (レス) @page48 id: be844da8b2 (このIDを非表示/違反報告)
5674C(プロフ) - ちゅーしちゃうぞ♡さん» ありがとうございます！！最後まで楽しんでいただけて、とっても幸いです！！^ ^* (2022年1月17日 6時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：5674C | 作成日時：2021年12月27日 14時
