ep.9 ページ14
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今日のミーティングで重要な役割が下された。
それはコラボ曲をわたしと朝光が作詞するということ。
これはもう頑張らなくてはいけない。
ヒョンソク「期待してるよ2人とも〜笑」
ジフン「ファイティン。」
ユア「楽しみにしてるねAとサヒ!」
我らリーダーたちもめちゃくちゃ期待してくれてるし、いずれはファンのみんなに届ける曲。
これから忙しくなるなあ。
A『朝光〜。』
アサヒ『ん。』
A『朝光の部屋で作業してもいい?』
アサヒ『ええよ。』
なんだか今日は素っ気ない朝光の態度。
やっぱり機嫌悪いじゃん、芳くんの嘘つき!と思いながら席から立ち上がる。
するといきなりジェヒョクに呼び止められた。
しかし、なぜかわたしから背を向けて歩きだし出口の方へ向かっていくジェヒョク。
着いてこいということなのか、わたしもジェヒョクの後について廊下に出ると声の声量を抑えるように口を開いた。
ジェヒョク「ねえ、もしかしてAとサヒ喧嘩してる?」
そんなことを急に聞いてきたジェヒョク。
A「え、してないけど?」
わたしが首を振ると驚いた顔をする。
ジェヒョク「してないの!?俺てっきり2人は喧嘩中なのかと思ってたんだけど……。」
A「してないしてない。でも明らかに朝光の機嫌悪いからわたしなんかしちゃったのかな。」
ジェヒョク「う〜ん……?」
やっぱりジェヒョクも気になっていたのか。
ジェヒョク「いや僕がAの話したときにサヒの顔が急に暗くなって元気なくしたようにしてたんだよ。だから、」
A「え。」
ミーティング中に隣同士だったアジェ。
なんでわたしの話して暗い顔するわけ?
なにかしちゃった覚えもないし昨日は普通に4人でご飯食べ行ったわけだし、特になにもしてないよ?
A「なんだろう。」
ジェヒョク「まあ喧嘩してないなら安心だけど、2人が元気なくなるのはやだからさ〜。」
長いため息をつきながらそう言ったジェヒョク。
わたしだってよく分かってないんだもん、もう本人に直接聞くしかないみたい……。
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作者名:絢 | 作成日時:2022年11月23日 16時