占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:21,201 hit

11話 ページ12






「安室さん……!見つけた!見つけたよ!!」

「っ、本当か!?コナンくん!」


腕を引かれて連れてこられたポアロの中に入るなり、男の子は色黒の店員さんに近寄った。
状況を理解出来ていない私は、ただ呆然とその場に立ち竦むだけ。
そんな私を色黒の店員さんが見るなり、眉間に皺を寄せた。ひっ、何か怒らせる事したかな。



「お嬢さん、貴方に話があります。少しお時間いいですか?」

「……あ、はい…………」


なんてビクビクしていると、店員さんにそう言われて奥の部屋に案内される。
「少し事情を説明してきます。」と言って、お店の方に戻って行ってしまった店員さん。部屋では椅子に座っている私と、メガネの男の子の間に沈黙が流れる。

そんな時も私は自分が犯した過ちを必死に探し出そうとしていた。明らかにこの暗い雰囲気とただ事じゃない様子はきっと私が何かしてしまったからだ。……まさか、この前払ったお金が足りてなかったとか?
ひー、犯罪を犯してしまったのか私は。



「安心して、お姉さんは何も悪い事してないよ。」

「え、」

「むしろ被害者、だから。」

「……どういう事……?」


男の子の言葉に思わず聞き返してしまうと、
ちょうどガチャとドアが開いて店員さんが戻って来た。彼はおもむろにこちらに来ると、ガタガタとパイプ椅子に腰を下ろした。
私の前に、男の子と店員さんが向かい合うような形になった。重たい空気に「さて……本題に入りましょう。」と店員さんが口を開いた。
ゴクリと唾を飲む。



「お嬢さん、何か困ってる事はありませんか?」

「……えっ、特には……」

「例えばー、悪い奴らに脅されてる、とか。」

「……全然、大丈夫、です。」

「弱みを握られていて助けて欲しい……とかはないですか?」

「いえ、無いですけど……」


私の答えに店員さんと男の子はお互い顔を見合わせた。?、と私は首を傾げる。どんな怖い質問をされるかと思ったら、彼等は私を責めるどころかまるで気遣ってくれているような。

「コナン君の見間違いだったんじゃないか?」「違うよ!僕本当に見たんだよ!」と小声でヒソヒソと話し始めた2人。さっきから何の話をしているのだろう。全く飲み込めない状況に頭を抱えた。


「お姉さん!嘘は……」

「?」

「……ついてない、よね。」


いきなり男の子顔がキッと強ばったかと思えば、私の顔を見てガクッと項垂れた。
それを見かねた店員さんも流石に苦笑いした。

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
256人がお気に入り
設定キーワード:名探偵コナン , ジン , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

高原(プロフ) - 海鼎さん» うわぁー!再びコメントありがとうございます!頑張ります! (1月27日 21時) (レス) id: 07676443a0 (このIDを非表示/違反報告)
海鼎 - イラストがうますぎて泣きそうです...!更新頑張ってください! (1月27日 20時) (レス) id: 489d0b19f8 (このIDを非表示/違反報告)
高原(プロフ) - 馨さん» そうなのです……イラストは私が描かせて頂きました!そう言って貰えて光栄です!頑張ります! (1月12日 8時) (レス) id: 07676443a0 (このIDを非表示/違反報告)
- イラストは作者様が描かれたのでしょうか...?!!? とってもお上手で設定のページで数分ほど硬直しました.....あの絵だけで30分は語れる自信が...(( 、お話も大好きです!!! トリップモノの中でも着目できるくらい...!!!(?) (1月11日 20時) (レス) id: e10e5449fb (このIDを非表示/違反報告)
海鼎 - フサァ....(髪の毛が飛んでいく音) (1月4日 22時) (レス) id: ecba555ceb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:高原 | 作成日時:2017年12月25日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。