43、あの日 ページ7
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その日は、空に雲一つない青空だった。
僕達が6歳になり、10月終わりを迎える頃。
「もうすぐハローウィンっていうやつがあるんだって！！」
エマが急に立ち上がって叫んだ。その目にはやる気と好奇心で満ちている。
「「「ハローウィン…？？」」」
「そう！なんかね、すごく楽しそうなの！」
エマは本を僕達に見せるように持ち、僕達はその本を見つめた。
「トリック、オア、トリートって言えば、お菓子がもらえるんだよ！！」
「えっ！！そうなの！？やりたーい！」
エマの言葉でAが目をキラキラさせた。
「確かに…今は10月29日…やるとしたら2日後だね。」
「あ、でもママに相談しないとー」
そう言ってAが肩をすくめた。もし断られたら、なんて思ってるんだろう。
「大丈夫だろ。ママ、こういうイベント好きそうだし」
「「じゃあ、早速行かなきゃ！！」」
早く行くよ！と、急かすようにエマとAが走り出した。
僕はレイと顔を見合わせ、肩をすくめる。
エマだけじゃなくて、Aもやる気になってるのって意外だなと思いながら、2人を追いかけて行った。
…
「ハローウィン、楽しそうね、良いわよ」
ママはあっさりとOKをだした。
エマは、嬉しそうに周りの子達の所に行く。
レイは興味無さそうに本を持ち、どっかに歩いていった。
「ねぇ、ママ。私、アップルパイ作りたいの」
そんな中、Aはこっそりとママに耳打ちしていた。
「んー、そうねぇ。ママと一緒に作るんだったらいいわよ」
「えっ！！いいの！？やったぁ！ありがとう、ママ！」
Aは凄く嬉しそうにピンク色の髪をふわふわ揺らしながら喜んだ。
「さぁ、みんなに飾り付けをする様に呼びかけなきゃね。」
ママは、そう言うと子供達がいるところに歩いていった。
「みんな、明後日、ハローウィンをしようと思うのだけど飾り付けをお願いしてもいいかしら」
「いいけど…ハローウィンって何？」
最年長の問いかけにママはにこりと笑って説明を始めた。その説明は、経験していないと分からないようなことまで説明されていた。
…ママも小さい時とかハローウィンしたのかな…？
「やっぱり仮装はやりたいよねっ！！」
「えっ、仮装！？！？」
Aが素早く反応する。…そんなに楽しみなんだなと苦笑する。
そして、あっという間に2日が過ぎてハローウィン当日になった。
……
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ま る(プロフ) - ドレミさん» ありがとうございます！ (2020年8月9日 23時) (
レス) id: daec944286 (このIDを非表示/違反報告)
ドレミ(プロフ) - すごい面白かったです！更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2020年8月1日 2時) (レス) id: be212e7380 (このIDを非表示/違反報告)
ま る(プロフ) - 伊織さん» 嬉しいです！！(感動)ありがとうございます！！ (2020年7月10日 20時) (レス) id: daec944286 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 好きです！！（唐突）これからも楽しみにしてます、頑張ってください！ (2020年5月24日 9時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - lkwistervenさん» だ、大丈夫ですか…？（震）よし、私も鏡をわr((殴 (2019年11月30日 18時) (レス) id: 5389d4eda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま る | 作成日時：2019年4月25日 20時
