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「お母さん？お父さん？どうしたの？」
来てしまったか
まぁ予想の範囲内なんだけどね
さぁここからは演じなければ＿＿＿＿
扉を開けて中を見た弟は持っていた絵本をバタバタと下に落とした。
「え」
『おとなしく部屋で本を読んでいたら良かったのに』
はぁ、と小さなため息をわざと吐き
頬につい赤い血を親指で拭き取りそのまま舌を滑らせた
＿＿＿＿史上最凶の最悪に
『母さんと父さんは死んだよ』
「な、何言ってるの？…」
恨め
『私が殺した』
「!!う、そ…だ…」
泣き崩れる弟を見る私は無表情でただただ本当の事を言い続けた
1番残酷な言い方で
ごめんね
私の事は許さなくて良いむしろ恨んでくれ
それが君の生きる術なのだから
「なんで…なんでこんな事を!!!」
涙を流しながら私を睨む弟の目は恐怖と怒り、そして不安
まだ私の事を信じようとするのか
「お願いお姉ちゃん！違うと…本当は違うんだって言ってよ！！」
やめてくれ
『違わない。この2人は邪魔だったから私が殺した』
「お姉ちゃんはそんな事言わない！ねぇ！嘘なんでしょ！！」
私を信じようとしないでくれ
辛くなるじゃないか、
「ねぇ！！お姉ちゃん!!本当の事を教えてよ！」
そろそろ終わらせよう
じゃないと離れ難くなってしまうっ、
『理解しなよ失敗作、あんまり煩いと今ここで殺すよ？』
殺気に満ちた目でニヤリと笑い茨を剣にして近づけば
弟は顔を真っ青にして尻餅をつきながら後ろにさがった。
「ほ、ほんと……なの……？」
『何度も言わせるな欠陥品』
優しく言ったらこの子は信じない
だから信じさせるにはこれしかないんだ
「__さ……_い………」
下を向いた弟は小さく何かを呟いた
嗚呼やっとか
「許さない！！！このバケモノが！」
そうだ恨め
「殺してやる！殺してやる！殺してやる!!」
もっと恨め
『ならここで死ね』
よろよろと弟が立ち上がった瞬間容赦なく鳩尾を殴った
「ぐっ……は、!!」
壁に強く背をぶつけた弟は苦しみながら地面に倒れ小さいく地を這うような声で呟いた
「僕は、…死なないっ！お前を…お前を！必ずっ殺してやるっ！！………」
『そうか』
そう言って弟は気を失った
気絶…みたいだね…
『…やめよう。』
無意識に弟の頭を撫でようとした手を止めた
これから私はこの子と”他人”なのだから
外にでれば冷たい夜風が頬を撫でる
『さよなら…”
家は赤く熱い炎に包まれた。
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人間失格な人間？２←(プロフ) - メグミさん» コメントありがとう御座います！轟くんの出番まで少々掛かりますがそれまでお待ち頂けると嬉しいです(´▽`)。更新頑張ります！笑 (2018年10月6日 7時) (
レス) id: 728099f7d0 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - すごく面白いです！轟くんの出番待ってます！笑笑更新頑張ってください！ (2018年9月30日 17時) (レス) id: 98b5dd73cd (このIDを非表示/違反報告)
人間失格な人間？２←(プロフ) - こたぬき@ショタコンさん» コメントありがとうございます。キーワードから結構なネタバレとなっていますが読者様に喜んでもらえるような小説を書けるよう頑張ります。応援ありがとうございますm(_ _)m (2018年9月16日 20時) (レス) id: 728099f7d0 (このIDを非表示/違反報告)
こたぬき@ショタコン - 轟くん落ちなんですか？！キーワードに書いてあったんで驚きましたw。 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年9月7日 22時) (レス) id: 223f7ad38f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間失格な人間？ | 作成日時：2017年8月2日 16時
