ヒトリシズカ【ヒロアカ×東方project】 (ページ5)

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『おはようございまーす､､､』

教室の扉を開け中に入る

「よぉ、無個性、学校来るなよな！wwww」

足を思いっきり踏まれる

クスクスと笑い声が聞こえる

また今日も、教室から出て階段に座る

『一人、なんだなぁ』

一人を嫌う訳ではないが

『気がおかしくなりそうだ､､､。』

包帯で巻かれた右手を見る

『孤独』

《少しは、抗ってみてよ。》

あの子は、何だろう

私と同じ顔

私？

私があの子？

何処かで見覚えがある

懐かしい、とても昔の､､､

「おい、無個性！」

『､､､､､､爆豪』

「昨日のシュヴァルツ？だっけか？無個性のくせに調子に乗ってんのか？」

「一回死んでやり直してこいよw」

『うるさいなぁ』

「､､､は？」

口が勝手に動く

私が動かしている訳ではないのに

『君みたいな奴、嫌いなんだよね。』

『僕に指図しないでくれる？』

『邪魔』

「はあ？何、生意気言ってんだ、よッ!!!」

　
顔に向かって手を向け爆発する

『え、なに？』

爆発の煙が消えた時

私は、

爆豪の背後に立っていた

『僕、邪魔って言ったよね？』

私は、私を操る何かは

右手を爆豪の頭にあて

『真っ赤っか』

一言放った

「－－－－－あ、」

何かを叫びかけて倒れる爆豪

いきなり体の力が抜ける

『私』

『は』

『何を？』

「っ！た、大変だぁっ!!!爆豪が倒れてるぞ！」

「あいつがやったのか？」

「最低だな」

『ちが、私じゃ』

「誰か先生呼んでこい！」

逃げなきゃ

「逃がすな！捕まえろッ!!」

後ろから電流や紫色の物体など飛んでくる

あれは、スタンガン？

銃みたいなものもある。

「きっとあいつはヴィランだ！」

「殺してもいい！捕まえろ！」

怖い、

《悪魔を殺せ！》

昔の映像がフラッシュバックする

これは、私？

《ここは幻想郷、もう一人じゃないわ。安心して､､､》

暖かい友達

《大丈夫、少し、眠るだけ､､､》

ベッドの傍らで泣く、私の大切な友達

ああ、

涙がこぼれ落ちる

『霊夢？紫？､､､皆、何処！？』

迫り来る鬼から逃げる

『「僕」を、一人にしないで!!!』

私の血がこびりついたナイフが

手に握られていた

『､､､幻想郷への行き方は知ってる』

『大丈夫、』

『さよなら、みんな。』

ナイフを首にあてた少女は

闇となり、朝日に溶けきった

数百年後

幻想郷にうれしそうな少女の声が響きわたった