検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:206,439 hit

追いついたと思ったのに ページ18

【太宰side】

何やら真剣な眼差しで走って行こうとする善逸君を見て追いかけなくちゃと思った。ほんの少しだけれど、彼と接して思うことは彼に人を殺す程の勇気は無いということだ。

しかし、善逸君が人を殺した所を目撃したという話は沢山来ていた。何かが可笑しい。私はそう思った。それに乱歩さんにあそこまで言わせられるのはきっと善逸君だけだ。


『太宰。僕はこの案件破棄した方がいいと思うんだよね。彼に関わっちゃいけない。こっちの身が持たないよ』


そこまで言われると逆に火が着いてしまった。

善逸君を追いかけて走る。路地の最深部、そこで何か大きな音がする。砂煙が舞っている。晴れるのを待つとそこには善逸君の姿は無く、変わりに見たことのある蛞蝓とキメツ学園の生徒が居た。

最初は喧嘩をした私達だが、青年に止められ大人しくする。すると中也は隠すことなく舌打ちをして私に質問してきた。


「なんで手前が居るんだ、太宰!!」
「いやね? 人を追ってここまで来たのだけれど…どうやら居ないみたいなんだ」
「はあ? 何言ってンだ手前」


中也がこっちに質問して来たんだ。私が質問しても別にいいだろう。


「中也は何故ここへ?」
「あ"? ンなの決まッてンだろ。此処がポートマフィアのシマだからだよ」


「手前も知ッてンだろ」と言われ思い出した。嗚呼、そう言えばそうだったかもしれないと。


「ふーん、それでそこの青年を助けたのはいいけれど負けてしまったのかい。無様だねぇ中也」
「負けて無ェ!! あれは引き分けだ」
「そのボロボロな格好で引き分け? 君も言うようになったねぇ」

また逢ったね→←ご飯を食べた後



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (186 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
293人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

中園凉子(プロフ) - 意味がわからなくなってきた……… (2020年3月25日 21時) (レス) id: 053220dd71 (このIDを非表示/違反報告)
鈴谷 - 炭治郎がかわいすぎるんです! (2020年3月6日 20時) (レス) id: 8f18db08aa (このIDを非表示/違反報告)
るFれん - お久しぶりです、るFれんです。別idで失礼します。ページ38を見たのですがタイトルが猪ではなく狼になっている気がします。私が間違っていたら忘れてください。応援してます(*^▽^*) (2020年1月5日 13時) (レス) id: c28cc0defe (このIDを非表示/違反報告)
riria(プロフ) - 冨岡さん ww Gてww (2019年8月28日 21時) (レス) id: abdebcbe61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 義勇さん…仲良くなりたいがため、ストーカーを???? (2019年8月6日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年7月4日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。