かまぼこ隊とヨコハマ【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

何時、思い出したの ページ13

「そう言えばさ、伊之助は何時思い出したの？鬼殺隊の時の記憶」


俺が思い出した様に問えば伊之助は「あ"？」と言った。


「ついさっきだ」
「え？」
「少し前、懐かしい気配がして紋逸を見て思い出した」


マジかよ、と思った。懐かしい気配って何？ 相変わらず野生児かよ、と思ってしまう。


「にしても……」


「てめぇは相変わらず弱味噌か」と言われる。「はいそうです、だから戦いたくない！！」そう言えば「殺すぞ」と脅された。何時もの猪突猛進パワーで一人、伊之助には頑張って貰いたいものである。


「さっきからうっとおしいんだよ、視線がよォ！」
「うん、分かってるわ。これね、朝からずっと見られてるんだ」
「はあ？ なんで放置してんだよ！ 斬りに行きゃあいいじゃねぇか！！」
「いや、鬼じゃないから！！ 何、一般人に手ぇ出そうとしてんの！？」


剣も何も持ってないくせに斬りに行こうとする伊之助を慌てて止める。ん？ 剣を持ってない？ そ、そう言えば伊之助は…色変わりの刀を持っているんだろうか。い、いや、持ってるよね、持ってるよね！？


「持ってる」
「良かった！！ 持ってないと言われたら俺はきっとこの場から逃げたしてたね！！ 確実に！！」
「相変わらず腑抜けだな紋逸」
「善逸だから！！」

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