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問25:太宰嫌い同盟? ページ24

数秒もしないうちに鬼の体は消え、頭も追うように消えていった。それを見た少年が呟く。


「潰すんじゃ無くて斬るのが正解だったか……」
「違うよ」


善逸は首を横に振って否定した。


「鬼は陽光石で作られた刀か日光じゃないと死なない」
「なんで手前が言いきれる」
「だって俺は鬼を殺す専門の鬼殺隊だから」


ふと、恐怖を思い出した。そう言えば、この人怖い人じゃなかったっけ?と。思い出した頃には遅く、少年は俺の方へと歩いてきていた。あ、やばい殺される。善逸はそう思った。

しかし、現実は違った。少年は善逸の前まで歩くと少し疲れたように笑って礼を述べた。


「ありがとな、助かった。これで漸く寝られる」
「い、いや俺は何もして無いし……」


なんか大丈夫?と聞き返したかった。いや、実際に聞き返した。すると力の無い「嗚呼」が返ってくる。これは絶対に大丈夫じゃない。


「ちょっとな、最近は減ってたンだ。だが、急に車爆破とかバイク爆破とかしたらな、移動も大変だし寝るに寝れなくてな……」


本当に大丈夫じゃなかった!! 何、車爆破って!? バイク爆破って!? それ絶対にやばいでしょ!! そりゃ寝れなくもなりますよね!? ショックだったんだよね!?


「お陰で車に乗せてた仕事の書類が全部パアだ。一から作る羽目になッちまッた……」


「あのクソ太宰め」と少年は呟く。それが普通に聞こえていた善逸は「え、太宰?」と聞き返す。


「あ"?手前もあのクソ太宰を知ってンのか?」
「知ってるも何もこっちは被害者!!」


数秒、二人は見つめ合う。そしてガシッと握手をした。


「俺は中原中也だ!!」
「俺、我妻善逸!!」


この後、善逸は中也と迚仲良くなり、家まで送って貰った。

問26:は、はい? お、鬼…ですか? む、無理無理無理!! そんなの倒せませんって!!→←問24:背の小さい帽子さん?



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美弦 - ですけどこの作品は本当に面白くて自然とスクロールする指が動いていました。素晴らしい作品をありがとうございます! (3月28日 1時) (レス) id: 05b5571ecf (このIDを非表示/違反報告)
美弦 - 私、あんまり成り代わりとくじゃないん (3月28日 1時) (レス) id: 05b5571ecf (このIDを非表示/違反報告)
国木田 独歩 - アニメを作ると面白いと思うぞ! (2020年3月26日 14時) (レス) id: 4af845f6bd (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄使い装置 - やっぱりどんなときでもどんな場所でも太宰さんはかっこいいなー今度は太宰さんが主人公で!って無理ですよね私はとにかく太宰さんが大好きです!今回のはとーってもおもしろかったです! (2020年3月26日 14時) (レス) id: 4af845f6bd (このIDを非表示/違反報告)
月下の君に吠える(プロフ) - 雷の呼吸の使い手が柱になると鳴柱になると思います… 多分なんですけど…  とっても面白いです! (2020年2月9日 21時) (レス) id: a219a83582 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月27日 0時

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