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2話 ページ2
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少年の怪我を治療し、布団の上に寝かせる。すぅすぅと息をたてて寝る姿は実に子供らしい。
そんな子供を見ながら、最早日課となっている自問自答を始める。
ボクは「何のため生きている」のか。
ボクは「誰のため生きている」のか。
自分が分からないのに、自問しても意味が無い。それは遠の昔に分かりきっていた事だった。でも、どうしても自問してしまう。答えを探してしまうのだ。
モヤモヤした時は一度、吸わなくては。流石に怪我人の前で吸うわけにはいかないので、縁側から外へ出る。
懐から黒い煙管を取り出し、火を付けた。それをずっと静かに一人、黄色い月を見ながら続ける。これも日課だ。
気付けば朝になっていて、いつの間にか後ろに少年がいた。
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