ここでもか ※修正しました ページ3
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年齢が可笑しかったので修正
【???side】
突然だが、俺に前世の記憶があると言えばみんなはどんな反応をするのだろうか。どんな前世だったか聞く? それとも俺の精神を疑うか?
残念だが、俺の精神は至って正常だ。
俺が前世の記憶を思い出したのはあの時、俺の姉、御天が初めて倒れた時だった。何かと重なった。何かがフラッシュバックした。
そして、思い出した。ああ、そう言えば俺昔、鬼殺隊で働いてたな、と。思い出して悔いて悲しんだ。
また、ここでも御天が死ぬのか、と。看取ったのは俺ではない。でも、何度も大切な姉の死の報告は聞きたく無いものだ。
はあと俺は溜め息をつく。
「…何か、あったのか」
休み時間。外で溜め息をついていると校舎から出てきた悲鳴嶼さんが言った。俺は疲れたように「ああ」と返事をする。
「いい事がある。諦めるな」
「本当にありゃいいけどな」
アイツは『また』伊之助を拾った。縁は切っても切れないのだろう。隣にいる悲鳴嶼さんがそうだ。
俺は既読のつかなくなった携帯を見て溜め息をつく。
──次こそは死なせねぇ
大きな決意をして。
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碧 - いつも読ませて頂いています。応援しています!無理のない範囲で、更新頑張って下さい(*´∀`) (2019年10月27日 8時) (レス) id: c89830493e (このIDを非表示/違反報告)
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