30.ツボ(安田) ページ30
うわ、乾杯とかしとる。
えぇなぁ、あのチェキ。
そんな風に思いながら、マルとすれ違い様に、
安「乾杯チェキ、真似してもええ?」
丸「あっ!え?ええよ?」
なんて確認しながら、Aの元に近寄った。
『章ちゃん、今日もありがとう』
安「ええよー。
ボクの生き甲斐やもん」
『大袈裟っ』
少しだけ俯き加減に笑うのが良いよなぁってボクが目を細めているのをAはきっと知らへんこと。
この瞬間にボクの顔を見たことはないんやから。
『あ、章ちゃんにも先にこれ』
忘れへんようにと先に渡されたのは、プレゼントと言っていたもので、
安「んまそう」
『だといいけどな』
安「楽しかったやろ?」
『ん?』
安「これ、作ってる時」
『あっ、うん、凄く楽しかったよ。
どうしてわかったの?』
安「ボク、エスパーみたいなところもあるんやで?
モノに触れたら、その時の気持ちがわかんねん」
『えっ!?』
びっくりした顔をしたところを見ると、ボクのちょっとした冗談を本気に取ったことが伺えて、
安「揶揄いがいありすぎやなぁ」
と今度はボクが笑い出す。
『えっ!?
嘘ですか?』
少しだけ怒ったような表情になってから、
『でも、来てくれた人に渡すことを考えてたら嬉しかったのは本当です…』
頬が緩んで、目が細められて。
そういう自然な表情が、ボクをどんどん惹きつけていることにはAは気付いてへんのがツボ。
ふと視線を感じるというか、なんとなくチェキを撮るのを待つ大倉マネージャー(って呼べってさっき言われた)の方に振り返ると、ふわっと微笑みを浮かべていて、近くを通り過ぎる女子グループの視線を集めていることには本人は気付いてへんようやった。
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華絢(プロフ) - ペンギンさん» ペンギンさん、はじめまして(〃ω〃) 優しいお言葉ありがとうございます(;ω;) スローペースで進みながら、5月は誕生日がっ!と焦りつつ、、、それでもまだまだお付き合いいただけたら嬉しいです。ペンギンさんもどうぞご自愛くださいね。本当にありがとうございます (2020年5月7日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン(プロフ) - こんばんは!初めましていつも楽しく読ませて頂いてます♪こんな時期ですのでお身体には充分お気をつけ下さいね!また更新されるの楽しみに待ってます!! (2020年5月7日 0時) (レス) id: ff0f1f1d61 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - まきさん» 季節的に、やっぱりしたかったことなので(〃ω〃) お花見楽しもうー♪ (2020年4月11日 16時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - あっ!お花見だ!!わーい! (2020年4月11日 12時) (レス) id: 7209ea229a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - みやさん» みやさん、はじめまして。コメントありがとうございます♪ ここからはあとはもう楽しむだけなので。お付き合いいただけたら嬉しいです(〃ω〃) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華絢 | 作成日時:2020年3月29日 8時