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「ほん…ま、なん?」


美彩「信じるとか信じないは村上次第。

でも、そこに書いてあることは、事実」


「前に会った時には知ってたんか?」


美彩「あの時はここまでは知らなかった。

だから、関係ないって思ったけど、やっぱり私的にこういうのは違うかなと思うから。

村上がそれでいいなら何も言わないけど?」


伏せられた目が俺のことを真っ直ぐに捕えて、そして伝票を手に立ち上がるから、


「俺が払う」


同じように立ち上がった。


美彩「…なんか、今更だけど、余計なことして、ごめん」


「ええねん。

知れて良かったわ」


別れ際の謝罪は俺の心を軽くした。


「背負うものがなくなったわ、お前のおかげで」


美彩「…うん」


「そんな顔するな。

お前は何一つとして悪いことなんかしてへん。

あ、いや、個人情報流出したんやから、あかんことはしとるけど」


美彩「村上はそうやって昔から…優しすぎるからつけ込まれるんだよ」


「優しい方がモテるやろ?」


美彩「モテすぎは罪だからね」


「…せやな」


美彩「絶対わかってないでしょ?(笑)」


「そんなことないわ。

やけど、お前には全く見向きもされへんいうか、相手にもされへんからな」


美彩「当たり前。

だって、私の興味の対象はオトコじゃないもん。

だから、村上のことは興味ないというか、私には関係ないし。

まぁ、でも、絢華みたいなのも勘弁だけど(笑)

じゃ、ごちそうさま」


それだけ最後に言って美彩が駆ける姿を見送った。

すぐ先に止まった車の助手席に乗り込んで、俺の前では見せたことのないような顔で笑いかけるのが見えてすぐに車が進むから、思わず深々とお辞儀して車が消えるまでそうしてた。


「さて。

どうするか…やな。

てか、あいつはどうでてくるか…やな」


まぁ、どう出てきたところで考えなんて変わらへん。

片付けなあかんことして、早よCloveRに行かなあかんねん。

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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら?笑 (2019年9月21日 7時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら?って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー! (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです!いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー???ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華絢 | 作成日時:2019年5月14日 15時

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