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せやけど。
改まって、テーブル席。
向かい合って腰掛けて、なんとなくお互いに無言で酒飲んで缶詰つまんで、同時に水を飲んだ時、なんだかいろんな思いがすっと落ちて、
「今日は…その、すまんかった」
『ん？』
なんだか素直に謝っとって。
何に対してとかやなくて、今日、全部のことに。
まぁ、気になったままのことやったりはあるけれど、なんとなくすれ違っている今日を元に戻したくて、またそれでも会いたくて。
それで、こんな言葉が出たのかもしれへんな。
『…謝られること…されてないよ？』
「酔って忘れたんやろ？」
細かく説明するには早すぎる。
ごめんの一言を言って小さく決意して。
その決意が鈍らへんうちに
「これで、帰るな」
ここを後にする選択をする。
『今日…早い…ね？』
せやな。
いつもは平日だろうが帰りたくなくて閉店間際まで居るのが普通やもんな。
ほんまの気持ちを言うと、帰りたくないし…なによりもここに、ここでAと向かい合って酒飲んで話して居たいんやけど。
次にそうするためには、今の気持ちだけを優先して、自分を甘やかして、現実から目を背けるのはあかんよな。
『…じゃあ、私も…』
俺と同じように立ち上がって、テーブルを片付けようとするAを
「お前はもう少し飲んどけ。
これもまだ残っとるんやし」
少し残ったのはAが喜ぶのをわかってて買って来てるうにの缶詰。
これをそのままに帰るわけはないやろうと思いながら、
「じゃあ…な」
振り返らずにそれを言ったのは、Aがどんな顔をしてるのかを見てしまったら後先考えずに走ってしまいそうやから。
なのに、
『来週…来週は来ますかっ？』
背中に聞こえるその誘い。
いつもやったら即答することができる様な問いやのに、なにも答えずに先に進んだのは俺自身がしゃんとしてからにしようと決めたから。
あとは
「…ヤス。さっきはすまん」
横の通路を通り過ぎようとしたヤスが居るから。
安「んー？なんかあった？
てか、もう帰るん？」
なんのことかわからへんという顔をしてそのまま行こうとするから、
「…飲みすぎても居らんし、あと、その、今日はヤスに当たってしまったというか、その…」
ぽかんとする顔を見て、
「Aのこと…頼むな」
安「へ？」
それだけ言って店の外に出た。
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華絢(プロフ) - kukuさん» 乙女だから大丈夫よ(〃ω〃) 甘やかされたいのを引きずってるけど、、、まぁ、良いかしら？笑 (2019年9月21日 7時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - わたしこの場所にいて大丈夫かしら？って思いながら普通の恋愛を楽しむねwwもはや普通がわかんないけどww楽しみにしてるねー！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: 77b505d5f1 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ブルームーンさん» こちらこそお立ち寄りいただき、ありがとうございます(〃ω〃) ね、どうなりますやら。彼はどう動いてくれるかなと、私も楽しみです(〃ω〃) (2019年6月14日 15時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - わぁー、どうなって行くんだろ…めちゃ、楽しみです！いつもありがとうございますm(_ _)m (2019年6月14日 14時) (レス) id: 9f4337f44a (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» そんな気がしてましたかー？？？ねー、本当に、色々と、、、(ΦωΦ) (2019年6月3日 17時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2019年5月14日 15時
