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for. ページ6

無論、いつまでも抱きしめあってるわけにもいかない。早々にケリをつけて帰りたいのだ。目的の呪物を探すことにする。


棘くんとは別行動をとって各々校舎を探すことになった。



(気配や呪霊的に特級じゃないな…せいぜい準1級程度かな)


百葉箱や使われなくなった教室、校舎裏や、体育倉庫、図書室等

めぼしいところは回ったが、そこに呪物の気配はなかった。


もしかしたら虎杖くんの時のように生徒が持っている可能性もある。だとしたら面倒くさい。とても。




僅かに感じる呪物の気配を追って、ついたのは体育館だった。棘くんも同じだったのか、向かい側からこちらにやって来てきた。

声は出さず目配せして、そろりと中を覗く。

中にいる部活はバレー部のようだ。同じクラスの国見がいた。彼はバレー部だったらしい。



何となくこの体育館内にある気がするが、部活中だし、勝手に入って呪物を回収する訳にもいかない。

どうしようか、と棘くんと顔を見合わせていると中の方から声が聞こえた。


「君たち入部希望者ー?」


茶髪のおそらく美形な部類に入るであろう人が声をかけてきた。

「転校生?見慣れない顔だけど」

とりあえず2人で首を縦に振った。
すると、奥にいた国見がこちらにやってくる。

「あ、及川さん。女子の方、声出ないらしくて」
「え、そうなの?国見ちゃん」

全力で首を縦に振った。
棘くんが“自分も”というふうに、人差し指で自分のことを指している。

「えーっと、君も?」
「…」コクコク

メモ帳を開き、“和歌月A”と“狗巻棘”と書いて、彼に見せる。


「和歌月Aちゃんに……い、狗巻?……えと…」
「“(とげ)”じゃないですか?」
「…」コクコク
「入部希望?あ、それともマネージャーの方?」


もう一度棘くんと顔を見合わせた。声に出さなくとも目でわかった。

大きく2人で頷いた。

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心陽 - いろいろせんじてるし他の奴にも言ったらいいのにな〜… (2021年2月11日 12時) (レス) id: a139c100f3 (このIDを非表示/違反報告)
青菜ですが - いろはさん 同感です!!ホントですよ,誰ですかそんなこと書いた人?!私も,この作品面白いし,見てて楽しくなるので好きです!!!アンチコメなんて気にせず更新頑張って下さい! (2021年2月6日 16時) (レス) id: 992cadd4f3 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - 誰だよ     そんな事書いたやつ?!私は、この作品とても面白くて好きですよ!更新頑張ってください!応援してます (2021年1月24日 14時) (レス) id: 88cee06acb (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみです! (2021年1月15日 13時) (レス) id: f345edd9e1 (このIDを非表示/違反報告)
あかり510 - 僕の!推しだ!!好きです!ありがとう主様ァァァァァァァァァァ!!! (2021年1月11日 21時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜月 | 作成日時:2021年1月10日 1時

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