【ヒロアカ】 E N D + α【男主】～相澤編～ (ページ10)

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No.10　二人の関係性ページ10

相澤Side

A『あ！！』

突然大声を出す闇雲にびくっと身体を震わせる。何なんだ、突然大声出して。

A『見て！先生！見て！！』

何事かとぐるりと闇雲が指す方を見る。するとそこには見慣れた金髪の人が立っていた。

A(未来)『(ﾍｯｸﾞｼｭｯ)...(ｽﾞｽﾞｯ)...やっぱ今日さっぶ...』

A『俺だよね！？ねぇあれ俺だよね！！？』

相澤｢ちょ、待って揺らさないで。気持ち悪...｣

がくがくと俺の肩を掴み揺らす闇雲に口を抑えながら言う。てかまずあれ本当に未来の闇雲なのか...？確かにめっちゃ似てるけど。全身コピーしたくらい一緒だけど。

相澤｢あれ本当に未来のおま―――｣

A(未来)『クッソ...同窓会だったから酔った勢いで緑谷クンにキスしようとしたら峰田に｢やめろぉっ！！俺らがシメられるだろ！！｣って言われて水かけられた...なんで駄目なんだよ...まぁ結婚してるけどさぁ...』

｢『え』｣

A『待って相澤先生俺結婚してるんだって！！しかも今喋ってた俺まだ20だよ！？いつ恋人出来るんだろうめっちゃ楽しみ！！』

相澤｢え、あぁ、うん...｣

いや結婚してることにも驚きだけど！！駄目な理由わからないのは駄目だろ！！そりゃあ峰田水かけるわ！！

てか確信したけど絶対あれ未来の闇雲だな。緑谷と峰田の名前出てるし、第一結婚相手いるのにキスしようとする馬鹿なんてコイツだけだろ。

そう一人で納得していると闇雲が何かを思い付いた様にポンッと手の平を叩く。え、何その目。嫌な予感しかしない。

A『先生、俺良いこと思いついた』

相澤｢お前にとって良いことは俺にとってマイナスにしかならな―――｣

A『折角未来の俺見つかったんだし、尾行しません？』

相澤｢...やっぱりマイナスじゃねえか｣

深く溜息をつきながら頭を抱える。やだ。もう今すぐにでも未来に帰りたい。

A『えぇ、じゃあ相澤先生の結婚相手も見てきます？俺気になって仕方ないんですよ。自分の結婚相手』

相澤｢...嘘だったらどうすんだよ｣

A『ひとり言で嘘つく訳無いじゃないですか。それにほら、その証で左手の薬指に赤い宝石が嵌まったのと青い宝石が嵌まった指輪してる』

相澤｢...結婚相手相当金持ちなんだろうな。そう考えるとどういう人なのか気になる｣

A『でしょ！？』

一人に対して宝石嵌まった指輪2つって結構な値段しそうだな。合計4つ買わなきゃいけない訳だし。

A『てことで、尾行開始ー！』