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ナッシュとの通話履歴を眺めながら固まっていたが、私は結局夏希ではなく、とある人物に連絡をとる事にした

『(バスケ部になっちゃうけどあの人なら……)』

もう間違い電話をしたくないのでメールで連絡をとった
少し時間が経つと相手から返事が返ってきた


《大丈夫ですよ。では土曜日に》


私はホッと肩を落とした
携帯を放り投げ、私はベッドに身を任せた



.



土曜日___


緑間くんとは全く会話がないままその日の練習を終えた
半日とはいえ相変わらずのハードさだ
多恵ちゃんとボトルやタオルを洗い、データをまとめ、片付けや備品の補充を行った

今日私は用事がある為、練習が終わればすぐに帰る

『高尾くん、私用事あるから今日は帰るね』

高「おう、分かった。気をつけてな?」

『ありがと!高尾くんも無理しすぎはダメだよ。はい、これ』

高尾くんに2人分のドリンクとタオル、テーピングや冷えピタなど備品の入ったカバンを渡した
手伝いに行けない分、こうして高尾くんに持たせている

高「いつも悪ぃな」

『ううん、ごめんね…手伝いに行けなくて……』

高「むしろいつも頑張りすぎなんだよ、たまには息抜きしてこいって」

『…うんっ』

高尾くんの言葉と優しい表情が心に染みる

『じゃあまた学校でねー!アデュー!』

駆け足で走りながら高尾くんに手を振る
そして私は待ち合わせの時間に間に合わせる為に走った







『はぁ、はぁ……ギリギリ…』

何とか時間には間に合い、目的の場所に到着した
その目的の場所とは、

『いつものマジバってここだよね…?』

中に入り飲み物だけ注文し、席を見渡すが約束の相手はまだ来ていないようだ
先に適当な席につき、相手が来るのを待った

『(……どうしてこんな事になったんだろう…)』

元はと言えば私の言ったあの言葉からだ

"せっかく上手なのにもったいない…"

緑間くんは私にこの言葉を言って欲しくなかったって言ってた
どうして言って欲しくなかったんだろう
何がダメだったのかな……
そもそもスカウトの話すら私は知らなかった
どうして話してくれなかったんだろう

考えれば考える程、深みにハマるような感覚

その時、





黒「Aさん」





『うわっ!!』

突然声を掛けられ思わず肩が揺れた
顔を上げると約束の相手、黒子くんが立っていた

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設定タグ:黒子のバスケ , 緑間真太郎 , 秀徳   
作品ジャンル:アニメ
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肉巻きおにぎり(プロフ) - 夜遅くにコメント申し訳ありません、ずっと更新楽しみにしてたので、めちゃくちゃに嬉しかったです!どうかこれからも、体調に気をつけてゆっくり更新頑張ってください、本当に楽しみにしてます! (2023年2月7日 1時) (レス) id: 26e00175be (このIDを非表示/違反報告)
柚奈原(プロフ) - このお話凄く好きです!!どうか、更新してほしいです (2022年2月27日 6時) (レス) id: 8b030105a8 (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - 自分新規ですけど、このお話すごく好きです!2人が仲直りしてほしいので、更新して欲しいです… (2021年9月19日 15時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
限界突破済みヲタク(プロフ) - 超面白い、面白すぎる、、どうか、どうか更新をお願いします…! (2021年9月18日 11時) (レス) id: ec647ac5eb (このIDを非表示/違反報告)
畑ケケ(プロフ) - もう、更新の予定はありませんか? (2021年7月23日 11時) (レス) id: 94b0c6b701 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めんたいこ。 | 作成日時:2020年5月14日 21時

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