【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました５【秀徳】

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IH本戦がやってきた

私達秀徳は準々決勝まで勝ち上がるも、ゾーンに入った紫原くんとキセキの世代と遜色ない実力を持つ氷室さん、2m超えの劉さんや他選手を抑えきれず惜しくも敗退

夏のIHはベスト8という結果に終わった
しかも最悪なことに……



『監督！宮地先輩！』



私は医務室へと駆け込んだ
その後ろから緑間くんと高尾くんも入ってきた

宮-裕｢おう、お前らか｣

中｢静かにしなさい｣

すみません、と呟きながらベッドへと向かうとそこには3年生のセンターである片桐先輩が横になっていた

高｢あのっ、先輩は…？｣

高尾くんがそう聞くと監督と宮地先輩は浮かない表情を浮かべた

宮-裕｢……靭帯を損傷してるらしい、前と同じようにプレーするまで半年以上はかかるらしい…｣

『半年以上……』

片桐先輩は秀徳の数少ない大柄のセンターだ
あの大坪先輩から全てを教わっており、今うちには必要な人だ

『それじゃあWCには…』

中｢間に合わないだろうな……｣


陽泉の選手とゴール下で接触し、着地する直前相手選手が片桐先輩の足を踏んでしまい、このような事態に。
相手選手は軽い捻挫で済んだらしい
それから控えの選手を出すも、インサイドが弱くなってしまったならリバウンドを取ることはできず、負けてしまったという訳だ

『(なんで…っ)』

相手選手が故意的にやったという証拠はない
それでも腹が煮えくり返りそうになる

中｢私は宮地とこのまま病院に行く。高尾、あとは任せたぞ｣

宮-裕｢変な騒ぎ起こしたらぶっ殺すからな｣

高｢はい！｣

そして今日はそのまま解散となった




今は緑間くんと一緒に帰っているところだ

緑｢A｣

『……ん？』

緑｢今日うちに泊まりにこい｣

『はっ！？』

緑間くんの度重なる衝撃発言には毎回驚かされる！
さっきまでのシリアス返して！！

『あのっ、でも試合の後だし緑間くんも疲れてるんじゃ……？』

そう言うと緑間くんは携帯画面を見せてきた


緑間母よかったらAちゃんを夕飯に誘ってみて?


『緑間くんのお母さん！？でも急にお泊まりなんて迷惑じゃ……』

緑｢Aは嫌か？｣

『うっ……』

嫌なわけないのにその聞き方はずるい……

『……ほんとにいいの？』

緑｢誘っておいてダメなどと言うわけないのだよ｣

『…じゃあ…お世話になります！』

というわけで急に決まりました、緑間くんのお家にお泊まり！

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