この恋、期間限定につき。 (ページ3)

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『失礼します。ご注文いただいたドリンク、お持ちしました。』

TH「あー！A遅いよ～！」

『はいはい。これ、テヒョンのでしょ？』

今日も今日とて眩しいくらいに美少年。
コーヒーやアルコールは苦手といういかにもお子ちゃまな味覚の彼はいつも決まってただのコーラを頼む。

TH「そうそう、これこれ～！」

『この可愛いカクテルはジミンね。』

JM「ちょっと馬鹿にし過ぎじゃない？！」

『なに、違うの？』

JM「いや、当たってるけど…。」

渡したカシオレを両手で持つあたりも、普通に女子力高くて可愛いと思う。口には出さないけど。

『モスコミュールはホソクね。お願いだから今日は飲み過ぎないで。弱いんだから。』

HS「その節は本当にお世話になりました。肝に銘じます。」

畏まってそう言う彼は先週このVIPで盛大に酔い潰れて挙句の果てに寝ながらリバースしてくれた。

『てか今日ジョングクは？』

HS「なんか用事あるっつってまだ来れないらしい。後で顔出すってさ。」

『ふーん。じゃ、楽しんでって。あたしは仕事に戻るから。』

TH「はーい、お仕事頑張ってねー！」

ヒラヒラと手を振るテヒョン、ジミン、ホソク、それからまだここにはいないけどジョングクはこのクラブのVIP会員。
彼らに手を振ってその部屋を出ればたった数分でまたフロアの客の人数が増えていて、そういえば今日は金曜日だったと思い出した。

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