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なんとか今日の仕事を終えてくたくたのままマンションに帰る。明日のスケジュールを頭の中で考えながら部屋の扉を開けると
JK「おかえりヌナ！！」
満面の笑みで両手を広げているジョングクがいた。そういえば家の鍵渡したまんまだった、完全に忘れてた。
「なんでいるの…」
JK「家行きたいって言ったらいいよって返事くれたじゃん」
その会話で仕事中のカトクのやり取りを思い出してまたため息が出た。仕事に追われすぎ、忘れすぎ。一気に体中の力が抜けて、そのままのろのろとジョングクに近づく。
「はぁ〜…ジョングクだ…」
広い胸板に頬を寄せて背中に腕を回す。安心感がすごい、あったかい。そうホッと息をついたけれど、すぐにジョングクが硬直しているのに気づいた。不思議に思って顔を上げると、ジョングクの顔が今まで見たことないくらい真っ赤だった。
「っ、ごめん嫌だよね」
言葉に詰まるジョングクを見てサッと血の気が引いた。流石にだらしなさすぎた、最悪。そう思って慌てて体を離そうとした瞬間、ぐいっと腕を引っ張られて今度は強く抱きしめられた。
JK「嫌なわけないじゃん…今日のヌナ可愛すぎ、毎日くたくたになって帰ってきてよ」
「それは私死んじゃう」
JK「いいよ、僕がキスして生き返らせてあげるから」
「お姫様じゃないそれ」
JK「僕にとってヌナはそうだから」
顎を掬われてそのままキスが落とされる。何度も何度も、息継ぎするのが苦しくなるくらい甘いキス。
その時に私を見下げるジョングクの視線が妙に色っぽくて思わず視線を外すと、ジョングクはにやりと口角を上げて私を抱き上げた。そのまま移動してリビングのソファに横たえられる。けれどジョングクは何故か何かを思い出したような表情になった。
JK「今日会った男、ヌナの元カレ？」
「違う、ただの先輩」
JK「好きだった？」
「全く」
JK「…今は誰が1番好き？」
「ジョングク」
そう即答するとジョングクはまた嬉しそうに目元に皴を寄せて笑って軽くキスしてきた。
JK「今日は帰らなくていいよね？」
「…うん」
ギシリとソファが軋む音がしてさらにジョングクの顔が近づく。
JK「お姫様にはキスが1番なんだっけ？」
その言い方が面白くてクスリ笑うと、ジョングクはまた微笑んで深く口づけてきた。
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
