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「ジョン、グク…」
なんとか声を絞りだして視線だけ向けると支えるように肩に手を回してくれた。
「なんで」
JK「ホビヒョンに聞いた。ヌナが厄介なやつ捕まったって」
一瞬ジョングクは微笑んで、すぐにオッパを見る。オッパよりも背が高いジョングクは見下げるような視線になる。
JK「ヌナになんの用？」
簡潔な質問。だけどその一文は何故か重たく聞こえて、それはオッパも同じだったのか驚いたように目を見開いた。
「い、いや…後輩だから少し話してただけで」
JK「ヌナの大切な時間をあんたなんかに使わせないでよ」
ずばっと言い切ったジョングクにオッパが言葉を詰まらせる。けれどすぐに嫌な感じで口角を上げた。
「っは、何そういう関係？アイドルも所詮アイドルか、スタッフは見境なしっと。他のやつらも同じか？」
その言葉を聞いた瞬間、一気に体中が熱くなった。馬鹿にされた。私の大切な人達を。
思いっきり手を振り上げてオッパの頬めがけて振り下ろそうとしたら、力強く誰かに腕を掴まれた。咄嗟に振り返るといつの間にか険しい顔をしたナムジュンがいた。
NJ「A、らしくないぞ」
JM「ヌナ〜大丈夫？」
ナムジュンはゆっくり私の腕を降ろしてくれて、ジミンは心配そうに駆け寄ってきてジョングクとは反対側の肩に手を置いてくれた。そしてオッパをみて満面の笑みを浮かべる。
JM「誰か知らないけど、僕らのヌナ取らないでください」
NJ「スケジュールが詰まってるのでこれで。ジョングガ、ジミナ行くぞ」
ナムジュンとジミンは張り付けた笑顔のままオッパに軽く頭を下げる。一瞬オッパを見ようとしたけど、遮るようにジョングクが少し強めに振り向かせた。
JK「あんな男見てないで、僕見てよ」
至近距離で横からのぞき込まれるようにそう言われてさっきの嫌な感情が一気に吹き飛んだ。
JM「あぶなーやっぱ来といて正解だったね、ナムジュニヒョン」
NJ「ジョングク対策で来たけど、まさかAだったとはね」
「ごめん…」
NJ「いいよ、俺たちのために怒ってくれてありがとう」
JK「僕一人でもなんとかできたのに」
JM「絶対血の海見るはめになる」
言い合う二人に支えられながら足を進めつつ、一瞬だけ後ろを見る。
遠くで立ち尽くした先輩が、じっとこちらを見てる気がした。
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
