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人が大勢いるスタジオを手当たり次第覗いてみたものの、ジョングクは一向に見つからない。どこで撮影してるのか聞いとけばよかった。
諦めて控え室で待とうと踵を返した時
「っ、え..!」
JK「しー」
突然後ろから腕を掴まれ、廊下の死角になるところに連れられて顔をあげたら探していたジョングクがいた。何か言おうとした口に人差し指が当てられる。
JK「お帰り、ヌナ。会えなくて寂しかったよ」
近い。そんなことこんな近距離で言われたら心臓もたない。絶対分かっててしてる。
恥ずかしくて何も言えずにいると途端にジョングクの表情がからかうような表情に変わる。
JK「ヌナは？僕に会えなくて寂しくなかった？」
私の髪の毛先をいじるように掬ってじっと見つめてくる。少しの上目遣いに、軽く上がる口角。こんな色気あったっけこの子。
「さ、寂しいっていうか...」
JK「恋しかった？」
その言葉が案外しっくりきて軽く頷くとジョングクの瞳が少し見開かれるのが見えた。顔の横に手をつかれて、ジョングクの顔が近づく。
JK「僕も恋しかったよ。だから充電させて」
「充電って、なにを...んっ」
掬い上げるように重ねられた唇。何度も、確かめるように角度を変える口付けに息が続かない。
「ちょっ、まっていきなり...っ」
JK「無理。ずっとこうしたかったから」
頬に手を添えられて、いつの間にか伸ばしていたジョングクの胸元を握ろうとした瞬間
TH「ジョングガー撮影再開するってさー」
大きなテヒョンの声が聞こえて手をパッと離す。するとジョングクは口をへの字に曲げた。
JK「邪魔された」
「じゃなくてちゃんと仕事して」
JK「この後プライベートで会うって約束してくれないと頑張れない」
拗ねた子供のようにいうジョングクがなんだか可愛くていいよ、と言うと軽くキスされた。
JK「またね、ヌナ」
目を細めて嬉しそうに微笑むジョングクに、また言葉が出なくなった。
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
