妄想は無料です。

ツン岡くん３ ページ16

重岡side





流星やないけど、珍しく楽屋に携帯を忘れて

神ちゃんが気付いて持ってきてくれた


神｢しげー忘れもん｣
｢ありがとー｣






神｢なあなあ、Aって誰？｣


｢…え、｣





デビュー前からAとは付きおうてたけど
デビューしてもうすぐ7年になるにも関わらず
家族以外誰にも言ってなくて
メンバーにすら絶対に隠し通してたのに



｢…は？何のことや｣



神｢たまたま通知来て見えてもうた｣

｢…姉貴｣

神｢しげの姉ちゃんそんな名前やなかったやろ｣

｢…｣

神｢彼女なん？｣



本当は事務所の許可ももらえて結婚出来る！
って決まった時まで言いたくなかったけど
まあバレたのが神ちゃんでまだ良かった、と
自分を納得させ、ため息をついてから正直に話した



神｢へーいつから付きおうてたん？｣

｢…年前｣

神｢ん？｣


｢…10年前や、高校の時からやから｣




神｢…はあ！？そんな前から付きおうてたのにずっと隠してたん！？は！？そんな素振りも気配も全く無かったで！？｣

｢やってめちゃくちゃ気をつけてたから｣

神｢いやそれにしてもすごすぎるわ…なんで隠してたん？｣




｢それは、｣

神｢なんやねん｣



あーあかん、神ちゃんがにやにやし出した

こうなった神ちゃんは止まられへんのよな…
やっぱ教えんとけば良かった


｢えー、と、小瀧とか！そう！小瀧とかうるさそうやん！茶化したりとか、会わせろ！とか言いそうやん！うん！｣


神｢本音を述べよ｣








｢…誰ニモ取ラレタク無イカラデス｣




ぶすっとした顔でなぜかカタコトで
本音を言わせられた俺。可哀想。
んで、めちゃくちゃ恥ずい。



神｢ほうほう笑 しげがそんな独占欲強いとはな笑｣

｢ええやろ、別に｣

神｢しげがここまでハマる彼女か…会ってみたいわ｣

｢それは神ちゃんでも嫌や｣

神｢笑笑 うん、大切にしてんねんな｣

｢…まあ、｣

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