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「……疲れた。死ぬほど疲れた。無理。やってけない。」
ながーーーい1日がようやく終わりユリと2人で歩いてる。
YR「でもイケメンなんでしょ?新人。」
「え?全然?」
YR「忘れてた。あんたうさぎ以外の男はみんな猿に見えるんだった。」
もちろんユリには今日の出来事を全て話した。
YR「入社初日でタイプです!だなんて、そいつ中々の猛者ね。」
「まぁ私は美人だから仕方ないね。」
YR「……でもさ、うさぎがこのこと知ったらやばいかもね。」
「うん。かなりね。きっと会社に乗り込んでくる。」
ご察しの通りあのうさぎはかなり独占欲強い。
少しのことで嫉妬するかわいいうさぎだ。
職場の新人が私にタイプって言ったなんて知ったら
……想像しただけで恐ろしい。
「ぐったんにはバレないようにしなきゃ。」
YR「……なんか浮気してるみたい。」
「……なんか分かるからやめて。」
まぁ別にやましい事してる訳じゃないし、
告白されたわけじゃないから言う必要もない。
そんなことより今はぐったんに会いたくてたまらない。
「……ぐったんに会いたいから走って帰るわ。じゃ。」
YR「転ぶなよ〜。」
私は走り出した。
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「ぐったん!!ただいま!!」
ゼーゼー言いながら勢いよくドアを開けた。
少し走っただけなのに息が切れる。運動不足だ。
「……運動しなきゃ。」
JK「ヌナ!?そんな息切らしてどうしたの!」
ブツブツ独り言を呟いていると
目を見開き驚いた顔のうさぎが慌てて玄関に走ってきた。
「ぐったんただいま。会いたかったよ。」
ぐったんの顔を見た瞬間いつもに増して愛が溢れ抱きついた。
JK「ヌナおかえり!俺もヌナに会いたかったよ〜。」
ふにゃっとした笑顔で私の顔を覗き込んでくる。
かわいい。
「ぐったん大好き。」
癒されたいがあまり抱きしめる力が強まる。
JK「もぉヌナ、どうしたの?可愛すぎるよ。俺もヌナだーいすき。」
ぎゅー!と言いながら私を抱きしめるぐったん。
さっきまでの疲れが一気に吹き飛んだ。
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Sharon(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (12月27日 22時) (レス) id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
N--a(プロフ) - 更新嬉しいです!ぐったん、どうしたの?ヌナとぐったんが幸せになりますように😭 (9月23日 1時) (レス) id: 4894e5c90c (このIDを非表示/違反報告)
現世草(プロフ) - 幸せになる。ぐったん愛してる。生きがい。 (2023年4月11日 23時) (レス) @page6 id: 71faa97468 (このIDを非表示/違反報告)
チミ(プロフ) - 続きがとてもとても楽しみです! (2023年3月29日 17時) (レス) @page21 id: 5432b7d0cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぼら子 | 作成日時:2022年10月7日 14時