第五話 ページ5
それからあの四人とは放課後遊んだり、授業のグループは一緒に組んだりと割と仲良くさせてもらっていた。
四月、五月と楽しい時間はあっという間に過ぎ、いつの間にか六月に入っていた。
黒「やーっと授業終わった〜！！つかA皆から注目されすぎ！あれはないわ！！」
今日も今日とていつものメンバーで掃除をしていた時、光輝から箒でビッとはやし立てられた。
安「Aただでさえ目立ちやすいのにね」
内「見てみて箒立った！！てかあの行動はさすがに王子様〜」
颯太の話の切り替えの早さはひとまず置いといて、光輝や秀くんの言葉に思わず眉間に皺が寄る。
何があったかというと、今日の科学の授業はしょっぱなから実験で、同じグループになった女の子がビーカーを落としたのを助けただけ。
そこまで注目されることはしてなかったんだけど、手や指先に怪我がないか確認したらその子が王子様みたい…、と呟いたことが一部の女子の騒ぎとなった。
黒「怪我がなくて良かった…とかあんなハスキーボイスで言われたら女の子たちメロメロよ！
あーゆーのは俺の仕事なのに！！Aに取られた！！」
内「営業ぼーがいってやつだ」
「人聞き悪いな」
春「ふふ、Aは優しさの塊だもの」
「…ありがと春夏、こんな奴らとは大違い」
実はこの学校でスラックスを実際に履いてる人は極わずか。
だから最初はどう見られてるか不安だったけど、クラスの男子も女子も私に対して変な偏見とかを持たないでいてくれる。
優しいクラスでほんと良かった。
なんなら今みたいに女子に関してはかっこいいとか言ってくれるからありがたい。
春「…でも最近Aが人気になってきたからちょっと寂しい。ごめんね、彼女でもないのにこんなわがまま…」
「………」
黒「無言で春夏ちゃん抱きしめんな掃除しろ掃除！！ほらこれ捨ててきて！」
「おん」
安「あ、俺も行く。今日のゴミ多いから手伝う」
「まじ？ありがとう秀くん」
春「ごめんね、ありがとう二人とも」
「はーい、いってきまー」
安「ちゃんと す まで言いなさい」
「ごめんねママ」
安「お前のママは無理」
なんだとーとか言いながら肘で突きあいながら教室を出る。
すると、廊下の鏡越しにぱちり、と誰かと目が合う。
あれは、あの瞳は、
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塩麹。(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます！地道にゆっくりと頑張らせていただきます。更新を楽しみにお待ちください！ (2021年12月14日 1時) (
レス) id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです!!続きが気になります!!更新待ってます！！ (2021年12月13日 1時) (レス) @page24 id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
塩麹。(プロフ) - Hano.さん» ご報告ありがとうございます。見直し次第修正させて頂きます。 (2021年9月21日 20時) (レス) @page7 id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 7話の主人公の名前がなぜかAになってます。 (2021年9月21日 16時) (レス) @page7 id: ab344dd67b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩麹。 x他1人 | 作成日時：2021年9月17日 23時
